結婚式二次会なしってどう?先輩の後悔談から学ぶメリットとデメリット

昔に比べ、様々な形のウェディングが増えてきた現代。式場でスタンダードに挙式と披露宴を行う人もいれば、家族だけの式やレストランウェディングを選ぶ人も。

結婚式の形が多様になる中、同じように多様になっているのが結婚式の後の二次会。「呼べなかった友人もいるから二次会をやる!」というのがこれまでの当たり前でした。しかし中には「お金や時間、負担もかかるし、二次会はなくでもいいのでは?」と考える方も増えてきています。

そこで今回はそんな結婚式二次会のアリ?ナシ?について様々な意見・データからご紹介していきます。

やるやらないに正解はありませんが、大事なのはしっかりと2人で納得いくまで話し合うこと。二次会に関してしっかり情報を集めて判断すれば、どちらを選んだとしても後悔のない選択ができることでしょう。

二次会の開催について悩んでいる新郎新婦はぜひ参考にしてみて下さいね。

結婚式二次会あり・なしの割合は?

ゼクシィが毎年行っている『結婚トレンド調査2019年版』によると、結婚式の後二次会を開催した夫婦は44.0%。全国的に見ると、二次会を開催しない人の方がやや多数派となっているようですね。

しかし一方で、北海道や九州、四国などの南北の地方での実施率は50%~60%以上。最も実施率が高い東北地方では、県によっては70%超えと非常に高め。都市部と地方によって大きく開催率が異なるという結果が出ています。

結婚式二次会の実施するメリット・実施しないメリット

上記のように、結婚式二次会を開催しないカップルさんも半数近くは存在するようです。とは言え、「実施する・しない」どちらにしても、それぞれのケースにメリット・デメリットが発生します。

そこでここでは、「二次会を実施する・しない」それぞれのメリット・デメリットをご紹介します。改めて「なぜ二次会をするのか、しないのか」という客観的な理由をまずは押さえておきましょう。

二次会を実施するメリット

1.挙式や披露宴に呼べなかったゲストを招ける

最も大きな二次会のメリットはやはりココ。挙式や披露宴だと、キャパや予算に限界があり、どうしても招待できるゲストの数が限られてしまいます。親族や職場関係のゲストを優先的に招いていると、呼びたくても呼べない友人などが出てくることもあるでしょう。

そんな時二次会を開催すれば、招待したい友人全員を招くことができ、「友人全員を呼びたい新郎新婦・2人の結婚を祝いたい友人」どちらにとってもメリットのある会となるでしょう。

2.仲の良い友人とゆっくり気楽に楽しむことができる

挙式や披露宴はおめでたい雰囲気の中でも、どこか緊張するもの。また時間にも限りがある為、1人1人とゆっくり話すのもなかなか難しいです。いい結婚式だったけれど終わった後にどっと疲れが…なんて方もきっと多いはず。

その点二次会では式の緊張からも解放され、友人との時間を心からゆったり楽しむことができるのが大きなメリットです。

3.新郎新婦の友人同士の顔合わせができる

二次会は新郎新婦それぞれの友人を、お互いに紹介し合えるいい機会です。「相手のことを話してはいたけど、きちんと顔を会わせたことはない」そんな新郎新婦さんの友人同士を初めて会わせた場が二次会だったという新郎新婦さんも結構いらっしゃるようです。

大切な友人同士が仲良くなってくれるのはやはり嬉しいこと。もしかしたら2人の結婚を機に知り合って交際、結婚に繋がるカップルも現れるかもしれません!

結婚式二次会を実施しないメリット

1.ゲストや新郎新婦の金銭的負担を減らせる

二次会をしないということは、その分の参加費をゲストが出さずに済むということです。また披露宴のみで終わることで、遠方から来ているゲストは宿泊なしで日帰りできます。その為宿泊費も出さずに済みますね。

これらのお金はゲストでなく新郎新婦が負担する事も多いです。ですから、二次会費用も含め、結果的に2人にとってもお金の負担を軽減することができるという訳です。

2.結婚式当日、時間に追われなくて済む!

二次会を開催すると、これまたネックになりやすいのがタイムスケジュールです。二次会の終わりの時間から逆算し、披露宴終了後の2~3時間後に二次会をスタート。そのようなスケジュールを立てる新郎新婦が多いです。

しかしゲストのお見送りや着替えを含めて、すべてをタイムスケジュール通りに終わらせて二次会にすぐ移動となると、式の余韻に浸る前にきびきびと移動準備をする必要があります。二次会をしない場合、それらに気を取られずに、余裕をもって帰り支度をできるのはありがたいですね。

3.そもそも二次会の計画を立てなくて済む

新郎新婦主導で結婚式二次会を開催する場合、もちろん式の準備をしながら二次会の準備も並行で進めなくてはなりません。

決めるべきことは、会場や余興の手配など、意外と盛りだくさん。そういった煩わしい二次会の計画を全てなくしてしまい、挙式と披露宴だけに集中する。そんな結婚式の考え方もアリなのかもしれません。

結婚式二次会あり・なしに関する、先輩カップルの後悔エピソード

メリット・デメリットを知った後は、実際の新郎新婦さんの体験談も参考にしてみましょう!今回は二次会をやって後悔した人、二次会をやらずに後悔した人、両方の意見を集めてみました。

一番大事なのは、これらの意見を踏まえてしっかり新郎新婦で話し合うこと。そうすれば、どちらを選んだとしても後悔のない選択ができることでしょう。

「やらなきゃよかった…」結婚式二次会をして後悔した体験談

参加人数が思ったより少なく…寂しい&赤字のパーティに

二次会に来てもらうゲストの為に、料理やゲームの景品を奮発しました。ですが直前や当日にドタキャンが多発。想定以上の赤字が出て自己負担がかなり増えてしまい、大変な思いをしました。 (20代・女性)

出欠の管理が甘く、直前まで参加を保留にするゲストが多く、人数の調整をするのが大変でした…。
いざ蓋を開けるとそれもほとんど欠席になり、お店を貸切にしたもののなんだか寂しい光景に。こんなことなら二次会はなくてもよかったね、と主人と後悔しました。(30代・女性)

幹事をお願いした友人とトラブルに…

友人に幹事をお任せしました。しかし段取りが悪く余興はグダグダ、司会はよく噛むし、挙句の果てには名前を間違える始末。友人も時間がない中で一生懸命準備してくれたのはわかりますが、これならプロに頼んでおけば良かった。文句を言いたいのに言えないのが辛いです。(30代・女性)

新郎新婦それぞれの友人を1人ずつ二次会の幹事に。会場との打ち合わせも幹事と新郎新婦4人で行い、何かあれば手伝うよ、と頻繁に連絡もしていたのですが…。
幹事が2人とも手一杯だったらしく、いざ当日を迎えるとその日の進行が何も決まっておらずトラブルも頻発。自分たちも確認を怠ったのが悪いのですが、一生懸命やってくれた友人を責めることもできずもやもやしています。(20代・女性)

時間がカツカツすぎてドタバタに!

披露宴終了後から1時間後を二次会の開始時間に設定。会場も近くだったので余裕だと思っていたのですが、当日披露宴が長引いてしまい…。ゲストのお見送りが終わった時点ですでに二次会の開始時間に。
急いで二次会に向かったのですが、結果新郎新婦は約1時間の遅刻。内容を大幅に変更して二次会を行いました。会場にご迷惑をかけてしまったり、幹事やスタッフの方もかなりヒヤヒヤさせてしまいました…。(20代・女性)

披露宴から二次会開宴までの間隔を十分に取らずに設定しまいました。当日は披露宴の時間が予定より押してしまい、そのまま二次会も30分遅れでスタート。
私たちもバタバタしてしまいましたし、その分二次会の時間も短くなってしまうことに…。その為なんだか不完全燃焼の二次会になってしまいました。(20代・男性)

二次会の開催時間についてお悩みの方はこちらをチェック!

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「やればよかった…!」結婚式二次会をやらずに後悔した体験談

結婚式後、ゲストだけの飲み会があったと知って…

挙式が日曜日で、参列者には既婚者も多数。何より自身が挙式後はヘトヘトになると聞いていたので、二次会はやらないと決めていました。

しかし当日を迎えると14時過ぎには式も終了、私も意外に元気な状態でした。式場の外では新郎側のゲストが待ってくれており、二次会ないの?という雰囲気に。新郎はそのままゲストと飲みに行ったのですが、私1人がそこに混ざるのも気が引けてしまい…。
新婦側のゲストはすでに帰ってしまっていたので、1人でそのまま帰宅しちゃいました。ゲストのことを考えると、二次会があった方がよかったのかも…と後悔。私自身も、もっとゲストとの楽しい時間を過ごせたのに…と終わってからモヤモヤしています。(20代・女性)

日曜挙式&終了が19時頃なので、翌日仕事の人も多いと思って早々に二次会をしない方向に決めました。
当日披露宴では食事に手を付けられなかったので、挙式終了後に旦那さんとごはんを食べにファミレスへ。その際SNSで、ゲストみんなで飲みに行っていることを知り、それなら二次会をやればよかった、と…。
私たちもその飲み会に混ざりたかった~と旦那と2人でしょんぼりしてしまいました。(20代・女性)

二次会だからこそやれることもあったのに…

挙式と披露宴の準備だけでくたくたで、とても二次会のことを考える余裕がなかった為二次会はやりませんでした。
しかし意外とゲストから「二次会ないの?」という声も多く、自分たちが忙しいなら代行業者を使うということも考えればよかったな~と思っています。(30代・男性)

自分たちの結婚式は二次会をせずに終えたのですが、後日友人の挙式のあと二次会に参加しました。
ゲスト大勢が参加しており楽しそうに皆と歓談する友人を見て、自分の時はこんな風に多くの人との時間は持てなかったな~と。
自分たちも二次会を開催すればよかったと少しだけ後悔した瞬間でした。(30代・女性)

結婚式では自分の衣装にとてもこだわったのですが、二次会も開催してこだわればよかったと思っています。
一生に一度しかない機会でもあるので、挙式や披露宴では切れないような可愛いミニワンピのドレスも着てみたかった。(20代・女性)

結婚式二次会なしのカップルはどう過ごす?

2人で話し合って、「二次会をやらない」という選択肢を取った新郎新婦。そんな2人は二次会の代わりに、披露宴を終えた後どんな過ごし方をしているのでしょう?2人らしい過ごし方として、以下のような方法もアリかもしれませんよ。

ホテルで2人だけの時間をゆっくりと♡

とても楽しい時間を過ごしたけれど、今日までの準備や当日の緊張で式が終わった後はぐったり…。そんな新郎新婦さんは、宿泊先のホテルでのんびりとした時間を過ごすことも多いよう。

式の思い出に浸るも良し、これからのことをゆっくりと話すも良し。せっかくならと奮発して贅沢なスイートルームでの一夜を過ごした新郎新婦さんもいるようです。また式場と併設しているホテルであれば、式中に食べられなかった食事を用意してくれる所もあるんだそう。プランナーさんに相談して、2人だけのサプライズを計画してもいいかもしれません♪

友人と気楽な飲み会を♪

二次会はなかったけど、来てくれたゲストとお店で飲み会をした、という新郎新婦は意外と多め。高い会費も掛からず、気楽にお喋りができるので、二次会という形式にはこだわらない。そんな方も近頃はかなり増えているようですね。

気の利くゲストが飲み会をするという連絡をくれたので、新郎新婦が後から飛び入りで合流した、なんて方も。新郎新婦にとってもゲストにとっても負担の掛からない、理想の形かもしれません。

余韻が冷めないうちに…新婚旅行へ!

また挙式後二次会などはせず、そのままハネムーンに出発!という計画を立てているエネルギッシュな新郎新婦も!結婚式の余韻を残したまま旅行に出発するので、特別感の強い時間を過ごすことができるでしょう。

ただし結婚式の為に持ち出した荷物や、式場で頂いたご祝儀をどうするかは考えておかなければなりません。入念に準備をしてぜひ当日を迎えて頂ければと思います。

結婚式二次会とは別?1.5次会という選択肢もアリ

また最近は「挙式⇒披露宴⇒二次会」といった流れではなく、1.5次会を開催する新郎新婦も増えているそう。

1.5次会って何?
披露宴と二次会の中間になるような会で、披露宴より堅苦しくなく二次会ほどカジュアルにならない流行中のパーティー。親族で挙式のみを行う方や、海外でリゾート婚を行った方などは、この1.5次会を開催する方も多いよう。

1.5次会の一番のポイントは、やり方にとても自由が利くこと!

ご祝儀制か会費制か、着席での食事なのか立食なのか…。それらに決まった形式はなく自由に決められます。様々な形式で自分たちだけのオリジナリティ溢れるパーティを開催できるのが人気の秘密です。

通常の二次会を行うような会場で1.5次会を実施する事も出来るので、ぜひ気になる会場があれば相談してみましょう。

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【備考】「結婚式二次会あり・なし」はいつまでに案内すればいい?

二次会の有無、特に開催の方向で決めた場合は、挙式等と同じくしっかりゲストに案内をしておきましょう。二次会は式に比べ参加人数があやふやになりやすく、そうなると幹事さんも大変です。

●案内を送るベストタイミング:二次会の2~3か月前
●出席の締め切り:1か月前

2~3か月前ぐらいに案内をするのが最もベストでしょう。その位の時期が人が最も予定を立てやすい期間だと言われています。早すぎても予定が分からず保留が増え、結果キャンセルが増えるということにもなりかねません。ギリギリすぎると今度は出席できる人も限られてしまい、何より二次会を計画する幹事さんが苦労します。

2~3か月ほど前に余裕をもって連絡をしておき、参加の返信の締め切りを会の1か月前くらいにしておく。このような方法が非常にスマートかつゲストのことを考えた期間設定です。

結婚式二次会の招待状の書き方やマナーに関する注意点もチェックしておきましょう。

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まとめ

いかがでしたか?今回は二次会のアリナシを、多くの先輩新郎新婦さんの経験談を交えてご紹介致しました。

昔ほど二次会の開催がマストの選択肢ではなくなりつつある現代。とは言え、ウェディングにまつわるイベントは一生に一度しかありません。二次会を開催したい方も開催したくない方も、しっかり2人で話し合って後悔のないような決断をして下さいね。