結婚式の小規模化がすすみ、手作りウェディングが注目され、自分たちで二次会ができないか検討するカップルも増えています。
もし、「二次会って幹事なしでも大丈夫?」と悩んでいるなら、ぜひ、本記事を参考にしてください。
本記事では、おふたりの結婚式二次会が成功するよう、以下の内容で解説します。
●幹事なしの結婚式二次会が上手くいくケース
●結婚式二次会を幹事なしでやるメリット
●結婚式二次会を幹事なしでやる場合のスケジュール
●結婚式二次会を幹事なしで成功させるポイント
●結婚式二次会を自分たちでやる場合の注意点
本記事を活用して、結婚式二次会の準備や当日の運営に役立ててくださいね!
幹事なしの結婚式二次会が上手くいくケース
結婚準備で忙しい新郎新婦に代わって二次会の企画や運営を行うのが幹事ですが、二次会の規模によっては5名以上の幹事が立てられる場合もあります。
幹事なしで二次会をやると新郎新婦への負担が増えるだけでなく、二次会を盛り上げにくくするデメリットもありますから、「どんな場合の二次会なら幹事なしでも上手くいくか」を押さえておきましょう。
●特に親しいゲストだけを招いた少人数の二次会
●新郎新婦がホスト役そのものを楽しみたい二次会
●余興やサプライズ演出、ケーキカットなどを省略した二次会
よくある二次会のような「にぎわい」「華やかさ」は重視されず、どちらかというとアットホームな雰囲気の二次会ほど幹事なしでも上手くいく傾向です。
結婚式二次会を幹事なしでやるメリット
結婚式二次会を幹事なしでやるメリットには、以下のようなものがあります。
●幹事役の友人や知人に気を遣わない
●すべてのゲストに楽しんでもらえる
●自分たちのイメージ通りに開催できる
●ゲストとの距離感を縮めて手厚くもてなせる
●幹事への謝礼や代行利用料などの費用がかからない
メリットからわかるのは、「少人数」「アットホーム」「オリジナリティ」といったポイントです。
逆に「大人数」「にぎやか」「フォーマル」にこだわる二次会では、幹事を立てる方がスムーズかつスマートであるといえます。
結婚式二次会を幹事なしでやる場合のスケジュール
ここでは、幹事なしで二次会をやる場合のスケジュールを時期ごとに紹介しますので、これからの準備や当日の運営に活用してください。
4〜5か月前|日程を決めリストアップする
二次会を結婚式の同日にやるのか、別日にやるのか、日程を決めます。
招待したいゲストをリストアップしながら、対象者が参加しやすい日程で調整するのもポイントです。
どんな二次会にしたいかというテーマによってもゲスト層やゲスト人数が変わるため、テーマに沿ってリストアップしていきましょう。
3〜4か月前|会場と会費(予算)を決める
二次会のテーマやゲスト数に応じて会場を決めます。会場はプライベート性を高めるため、貸切か個室に対応できる場所を選びましょう。
二次会の予算はゲストに支払ってもらう会費の合計と新郎新婦の自己資金で成立します。
ゲストの会費は一般的に飲食代+景品代やプチギフト代となりますから、衣装代や備品代、演出費用、会場の装飾費用などは新郎新婦の負担となります。
会費の相場は地域によって差がありますが、男性が8,000円前後、女性が7,000円前後ですので予算立ての目安にしてください。
1~2か月前|招待状を送付し出欠管理する
二次会の招待状を作成して対象ゲストに送付します。ゲストによっては結婚式の招待状に同封しましょう。
二次会の案内はメールやWEB招待状でカジュアルに行うケースも増えています。
招待状を送った後はゲストの出欠管理をし、会場に最終的な人数報告を行います。
1~2か月前|進行スケジュールや演出を決める
二次会をどう進めるのか、二次会でどんな演出をするのか、二次会当日の内容を決めます。
幹事なしであっても受付係や司会を立てるのかどうか検討したり、自分たちで二次会を盛り上げるためできる演出を考えたり、新郎新婦によるプロデュースが必要です。
1~2か月前|衣装やヘアメイクを決める
幹事の仕事ではありませんが、二次会に向けて当日の衣装やヘアメイクも決めておきます。
結婚式と同じ衣装を着る場合、衣装を借りるショップに持ち出し可能か確認が必要ですし、二次会の会場によっては提携先の衣装しか着られない規約もありますので、事前に相談しておきましょう。
二次会直前|備品や景品などを購入する
二次会で使う備品には演出に必要なアイテムのほか、ゲストに渡す景品やプチギフト、受付で使う筆記用具や簡易型金庫などがあります。
ほかにも用意しておきたい小道具などあれば、購入前に会場に持ち込めるか確認もしておきましょう。
二次会直前|会場に料理や人数を最終報告する
二次会に参加してくれるゲストを集計し、会場に最終的な人数を報告します。
ゲスト数に合わせて料理の内容やボリュームもオーダーしなければなりませんが、結婚式からの参加が多い場合は軽めのものにしたり、当日キャンセルに備えて予算を多めに見積もったり、こまかな調整をはかりましょう。
二次会当日|準備から撤収まで役割分担する
幹事なしの二次会当日はタイトスケジュールです。
よくある二次会の流れを見ておきましょう。
●受付開始
●新郎新婦入場、挨拶
●乾杯
●食事、歓談
●余興、ゲームなど
●食事、歓談
●新郎新婦挨拶、退場
●ゲストのお見送り
●会場への清算、撤収作業
たとえば、乾杯の挨拶は新郎がやるのか、それとも友人にお願いするのか、司会を立てずに新郎新婦が進行するのかなど、当日の役割分担についても決めておく必要があります。
結婚式二次会を幹事なしで成功させるポイント
ここでは、結婚式二次会を幹事なしで成功させるためのポイントを解説します。
●スタッフのサポートが受けられる会場を選ぶ
●披露宴から二次会までの時間に余裕をもつ
●新郎新婦がゲストを迎えるところから始める
●会費の受け取りは事前決済サービスを利用する
●二次会の司会進行を新郎新婦で分担する
●プレイリストを作成して音響を省略する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スタッフのサポートが受けられる会場を選ぶ
たとえば結婚式場やホテルなら、会場の準備や当日の進行をサポートしてくれる場合があります。
カフェやレストランなどのカジュアルな会場より予算がアップする可能性は高いですが、事前に相談しておけば新郎新婦のニーズをくんで対応してくれるでしょう。
もちろんカジュアルな会場でも新郎新婦のサポートに対応しているケースはありますが、お店を貸切にしたり、最低保証金を支払ったりなどの条件がつくかもしれませんので確認が必要です。
披露宴から二次会までの時間に余裕をもつ
二次会の準備や受付などに間に合うよう、披露宴がお開きになってからの時間に余裕をもたせましょう。
披露宴会場と二次会会場の距離にもよりますが、披露宴の終了時間から3時間以上は空けておきたいところ。
ただ、披露宴から参加のゲストにとっては待ち時間が長くなるため、新郎新婦が利用料を負担する前提で会場近くのカフェでお茶を飲んでもらったり、ネットカフェで過ごしてもらったりなどの案内をするのもひとつです。
新郎新婦がゲストを迎えるところから始める
よくある二次会では新郎新婦は司会の開会宣言の後に入場するのですが、幹事なしの二次会では新郎新婦がゲストを迎えるところからスタートさせると流れがスムーズです。
新郎新婦の出迎えは受付を兼ねられますし、ゲストにアットホームな印象を与えます。
受付では会費を受け取るほか、ドリンクオーダーのタイミング、お手荒いや喫煙所の案内など二次会についてのアナウンスもしましょう。
会費の受け取りは事前決済サービスを利用する
受付業務の負担を減らすため、会費の受け取りを事前決済サービスで行うのも有効です。
メールやLINEで送れるWEB招待状には事前決済に対応しているものがありますので、二次会の準備や出欠管理の手間が省けます。
ただ、事前決済に手数料が発生したり、決済金の振り込みに時間がかかったりする場合もありますので、希望に合うWEB招待状を利用しましょう。
二次会の司会進行を新郎新婦で分担する
幹事なしでも司会進行なしでは二次会がメリハリのない飲み会のようになりかねませんので、新郎新婦で分担して行うとよいでしょう。
たとえば新郎がゲストを盛り上げたり、新婦は感動の場面を作ったり、二人で役割を揃えるのもスマートな進行のポイントです。
プレイリストを作成して音響を省略する
二次会の開始から終了まで必要なBGMは、スマホやパソコンを使ってプレイリストを作成しておくと会場での音響が省略できます。
たとえば受付から終宴までを2時間半として、曲順や曲の長さをタイムスケジュールに合わせて調整しながらファイル化する方法です。
プレイリストがあると曲に合わせて進行できるだけでなく、音響係を立てたり新郎新婦が機器操作したりせずにすみます。
プレイリストの作成は専用アプリをダウンロードすると簡単にできますよ。
結婚式二次会を自分たちでやる場合の注意点
結婚式二次会を幹事なしで自分たちでやる場合は、逆効果にならないため注意も必要です。
●ホスト役に徹するため飲み過ぎないように
●ゲストに手伝ってもらうなら打ち合わせを
●自信がなくなったら早めに代行を利用する
ここでは、気をつけたいポイントを紹介しますので、しっかり確認していきましょう。
ホスト役に徹するため飲み過ぎないように
幹事なしで二次会をする新郎新婦はホスト役に徹しなくてはならないので、お酒を飲み過ぎて酔っぱらうと二次会を台無しにしかねません。
ゲストとの乾杯や食事は楽しみつつ、お酒を控えてメリハリある進行をしたり、演出でゲストを盛り上げたり、スマートな二次会の運営を心がけましょう。
ゲストに手伝ってもらうなら最小限で負担なく
二次会当日の運営には「会場準備」「受付」「司会」「音響」「映像」「片付け」などありますが、なるべく役割を最小限にしぼってゲストにお願いしましょう。
幹事なしの二次会でゲストに多くの仕事を任せているとなると、お願いされたゲストを不快にさせたり、ほかのゲストへの印象も悪くなったりするためです。
もし、どうしてもゲストに当日のサポートをお願いするなら、ゲストの負担にならない役割にした上で十分な打ち合わせもしておきましょう。
自信がなくなったら早めに代行を利用する
幹事なしの二次会を準備していて自信がなくなったら、無理に強行せず早めに代行サービスを利用しましょう。
数名のゲストに手伝ってもらうのもNGではありませんが、幹事なし二次会のメリットが薄れますし、十分な打ち合わせができていなければ二次会が失敗しかねません。
代行サービスを利用しても自分たちらしさやアットホームな雰囲気は出せますし、予算に大差ない場合もありますから、もし幹事なしで二次会を成功させられそうになければ相談してはどうでしょうか。
幹事なしでも結婚式二次会を盛り上げよう
結婚式二次会を自分たちでプロデュースし、幹事なしの低コストやアットホームなパーティーにするなら成功するポイントを押さえながら当日までの準備をすすめましょう。
幹事なし二次会のメリットには「友人や知人に気を遣わない」「すべてのゲストに楽しんでもらえる」「自分たちのイメージ通りに開催できる」「ゲストとの距離感を縮めて手厚くもてなせる」などのメリットがありますが、どうしても自信がないなら代行サービスを利用するのもひとつ。
代行サービスを利用しても自分たちで企画するのと変わらない予算で二次会が開催できたり、幹事なしのメリットを失わずに運営できたりします。
すべて自分たちだけで行うのか、ゲストに幹事をお願いせずプロ幹事を立てて開催するのか、ぜひ、本記事を参考にして検討してみてくださいね!