1.5次会には誰を呼ぶ?声をかける範囲や人数などわかりやすいゲスト選び

1.5次会の招待で悩むのがゲスト選びではないでしょうか。

どこからどこまで呼べばいいのかわからないと招待状の準備も進みませんよね。

ほかにも、いくつか気になることがあることでしょう。

「どれくらいの人数を呼ぶもの?」
「親族や上司も呼ぶべき?」
「ゲストを選ぶときのコツは?」

このような1.5次会のゲストにまつわる疑問が解消するよう、本記事では以下の内容で解説します。

  • 1.5次会のゲストに誰を呼ぶかの基準3つ
  • 1.5次会の人数に合わせた会場やゲスト選びのポイント
  • 1.5次会に親族や上司を招くときの注意点

本記事を参考にして、ぜひ、1.5次会の準備に役立ててくださいね!

1.5次会に誰を呼ぶかゲスト範囲の基準3つ

基本的に1.5次会のゲストは「誰でも」「何人でも」新郎新婦が自由に招待できますので、絶対的ルールのようなものはありません。

~主なゲスト対象~

  • 友人
  • 知人
  • 会社の同僚
  • 会社の上司
  • 親、兄弟、姉妹、祖父母
  • 親族
  • 恩師
  • 取引先

ここでは、1.5次会のゲストに『どこからどこまで呼ぶか』と迷ったら、3つの基準からヒントを探りましょう。

  • 1.5次会のテーマで選ぶ。
  • 1.5次会のスタイルで選ぶ。
  • 15次会の会場キャパで選ぶ。

それぞれ詳しく解説しますので、リストアップの参考にしてください。

1.5次会のテーマで選ぶ

フォーマル度が高い披露宴と違って1.5次会はリラックスしたアットホームな雰囲気が魅力ですから、テーマを先に決めるとゲストの範囲がわかりやすくなります。

~テーマ例~

「ふたりでもてなす濃密なパーティー」
「みんなでまったりくつろぐパーティー」
「みんなでワイワイと盛り上がるパーティー」
「披露宴寄りの優雅で大人っぽいパーティー」
「大人のゲストに合わせたハイセンスなパーティー」

このようにテーマを具体的に決めると、そのテーマではお迎えできそうにないゲストも出てくるはずです。

テーマに沿わないゲストを無理に人数合わせせず、披露宴や2次会などほかのウェディングパーティーで楽しんでもらえないか振り分けてみましょう。

また、披露宴に招待しているゲストでも、テーマに沿うなら1.5次会へも重ねて招待できます。

1.5次会のスタイルで選ぶ

1.5次会のスタイルには、大きく分けて「ご祝儀制」「会費制」の2パターンがあります。

ご祝儀制の場合は結婚式場やホテルを使った披露宴のようなフォーマル度高めのパーティーになる傾向で、会費制の場合はレストランやパーティー会場でのカジュアルなパーティーになる傾向です。

たとえば親族や上司だからといって、ご祝儀制の落ち着いたパーティーに呼ばないといけないわけではなく、あくまでも普段の関係性から最適なスタイルに合わせましょう。

もし、友人のように付き合っている従姉妹(いとこ)や同期のように親しくしている上司なら2次会のような会費制のパーティーに招待しても不自然ではありません。

1.5次会の会場キャパで選ぶ

1.5次会を『どのような規模の会場で開催するのか』はゲストの範囲を決定する基準です。

~会場キャパとゲストの範囲~

  • 20~30名……ふたりの特に親しいゲストにしぼって招待できる。
  • 40~60名……ふたりが招待したいゲストを漏れなく招待できる。
  • 70~80名……ふたりの幅広い人間関係のゲストを招待できる。
  • 90名以上 ……ふたりと交流のあったゲストが“ほぼ”招待できる。

たとえば親族だけで挙式をしてから数名の友人を招いて催すなら少人数制の1.5次会になりますし、家族ぐるみで付き合ってきた友人や知人とその家族までなら範囲が広がり人数も増えます。

また、親族の出席なしでも、ふたりが社内結婚で後輩や上司から取引先まで幅広く招待するなら大人数のパーティーになる可能性も。

会場キャパでゲストを選ぶときは、『何人くらい呼ぶか』という人数ありきではなく、『どういうゲスト層にするか』で決まる人数から先に算出するのがポイントです。

1.5次会の人数に合わせた会場やゲスト選びのポイント

1.5次会は人数によってふさわしい会場やパーティーの雰囲気がガラリと変わりますから、人数ごとに大切なポイントを見ていきましょう。

  • 40~60名の平均的な1.5次会
  • 20~30名の小規模な1.5次会
  • 70名以上の大規模な1.5次会

それぞれの特徴やおすすめ会場、ゲスト選びのポイントを紹介します。

40~60名の平均的な1.5次会

1.5次会の平均的なゲスト数で行うパーティーは、適度なにぎやかさもあり楽しい雰囲気になるでしょう。新郎新婦によるテーブルラウンドやゲスト参加型の演出も実施しやすい規模です。

おすすめの会場

ホテルやレストラン、ゲストハウスなどパーティーのテーマに合った幅広い会場が対象に。予約サイトやイベント会社が提供する会費制の「1.5次会プラン」も豊富に揃っています。

ゲスト選びのポイント

ふたりが招待したいゲストを漏れなく招待できる規模ですが、ゲスト層にバラつきがあると盛り上がりに欠けたり、ゲスト同士の交流が上手く行かなかったりしますので、「仲良しグループ」「サークル仲間」「高校時代の同級生」などカテゴリー化させてリストアップするとよいでしょう。

20~30名の小規模な1.5次会

親族だけ、あるいは特に親しい友人だけを招いた小規模な1.5次会は、平均的な1.5次会よりもゲストとの距離が近く、ゲストへの手厚いおもてなしができるでしょう。

おすすめの会場

おしゃれなカフェやレストランを貸切るとカジュアルなパーティーに、ホテル内レストランの個室や式場のバンケットを利用すると落ち着いた雰囲気のパーティーが演出できます。

ゲスト選びのポイント

ゲストとの会話にじっくり時間が取れ、料理にこだわった上質なおもてなしができ、余興や演出のクオリティも上げられるため、関係性の強いゲストや付き合いの長いゲストなどを選びましょう。

70名以上の大規模な1.5次会

にぎわいがあり幅広い関係性のゲストに楽しんでもらえる大規模な1.5次会は、ふたりが招待したい“ほぼ”すべてのゲストをもてなせるでしょう。プロの進行があれば完成度の高いパーティーが提供できますので、披露宴からのゲストにも雰囲気の違いを味わってもらえるのではないでしょうか。

おすすめの会場

結婚式場やホテルのバンケット、パーティー会場、ゲストハウス、レストランの貸切などをテーマに合わせて。披露宴からのゲストが多い場合は雰囲気をガラッと変えたり、大人ゲストの出席が多めならフォーマル度を高めにしたり、ゲスト層に応じた適性を選ぶのもポイントです。

ゲスト選びのポイント

ゲスト層にバラつきがある場合はカテゴリーごとに数名ずつのグループを作成して『ポツン』と寂しく過ごすゲストが出ないようにしましょう。当日は新郎新婦によるおもてなし感に欠けるため、パーティーのスタイルによっては恩師や上司など目上の方のリストアップにご注意を。

1.5次会に親族や上司を招くときの注意点

1.5次会に親族や上司を招待するときは、いくつか注意点があります。

  • 料理でフォーマル度を上げる
  • 会費制なら「ご祝儀不要」と伝える
  • テーマやスタイルを詳しく知らせる

これからのゲスト選びで親族や上司を対象にしている場合はしっかり確認しておきましょう。

料理でフォーマル度を上げる

1.5次会には、フォーマル度の高い順に「コース料理」「着席ビュッフェ」「立食ビュッフェ」の料理パターンがあります。

もし、ご祝儀制であったり、披露宴寄りのスタイルだったり、落ち着いた会場を利用したりなどするなら、最もフォーマルなコース料理でもてなすのが好ましいマナー。

ただし、予算の関係やパーティーのテーマによっては着席ビュッフェや立食ビュッフェでも問題ありませんので、その場合は事前に伝えた上で『このような結婚式になりますが、お越しいただけますか?』と相手に判断をゆだねましょう。

会費制なら「ご祝儀不要」と伝える

1.5次会とはいっても親族や上司が「結婚式のようなもの」と考えれば、お祝いの気持ちから会費とは別でご祝儀が必要だと思ってしまうかもしれませんので招待状に会費制であることを記載するだけでは不十分です。

もし会費制で開催するなら、しっかりと招待状に『会費制につき、ご祝儀は辞退いたします』と明記し、ご祝儀が不要であることを丁寧に伝えましょう。

テーマやスタイルを詳しく知らせる

披露宴や2次会はイメージできても、「1.5次会」はピンとこないゲストも少なくありませんから、『どのようなテーマのパーティーなのか』『どのようなスタイルで開催されるのか』など招待状で詳しく知らせておきましょう。

特に2次会寄りのカジュアルなパーティーや披露宴寄りでもリラックスしてほしいパーティーなら、ドレスコードについても具体的に。

たとえば『ゆっくり過ごしていただきたいので男性はノーネクタイでお越しください』『肩肘張らないパーティーにしたいので平服でお越しいただけます』など服装がパッとわかるような案内を添えましょう。

1.5次会のゲストはふさわしい基準で選ぼう

1.5次会のゲスト選びは対象者の範囲や人数に悩みますが、3つのポイントを基準にしましょう。

  • 1.5次会のテーマで選ぶ。
  • 1.5次会のスタイルで選ぶ。
  • 15次会の会場キャパで選ぶ。

また、ゲスト数によってふさわしい会場やパーティーの雰囲気が違うため、おもてなしの方法やゲスト層なども考えながら対象者をリストアップしていくのも大切なポイントです。

もし、親族や上司を招くのであれば、料理のフォーマル度に気を遣ったり、事前にパーティーのスタイルを伝えてから出欠を判断してもらったり、会費制の場合はご祝儀の辞退を伝えたり、好ましいマナーを意識して招待しましょう。

ぜひ、本記事を活用して、ゲストとともに素敵な1.5次会を過ごしてくださいね!