1.5次会の準備では引き出物やプチギフトをどうしようか悩みますよね。
どのような違いがあるのか、どちらも必要なのかなど気になるのではないでしょうか。
ほかにも、
「ご祝儀制の場合どうすればいい?」
「会費制の場合も引き出物はいる?」
「相場やアイテムの選び方が知りたい!」
このような疑問や要望を解決するため、本記事では以下の内容で解説します。
- 1.5次会で渡す引き出物とプチギフトの違い
- 1.5次会に引き出物が必要か不要かの決め方
- 1.5次会の引き出物やプチギフトの相場
- 1.5次会で喜ばれる引き出物やプチギフトの選び方
- 1.5次会で避けたいNGな引き出物やプチギフト
ぜひ、本記事を活用して1.5次会の準備に役立ててくださいね!
1.5次会で渡す引き出物とプチギフトの違い
ここでは、1.5次会でゲストに渡す引き出物とプチギフトの違いを見ておきましょう。
- 引き出物は引き菓子や縁起物などのお土産
- プチギフトはお見送りで渡す感謝のしるし
それぞれ詳しく解説します。
引き出物は引き菓子や縁起物などのお土産
引き出物は平安時代の貴族が宴会の出席者にお土産に渡したことが由来する贈呈品で、「引き菓子」「形に残る記念品」「縁起物」などの一式を指しています。
結婚披露宴では料理代の半額から3分の1程度の額の引き出物を用意するのが一般的で、ゲスト1名につき一式を渡すのが正式ですが、現在では夫婦や家族での参列には1家族につき一式を渡す傾向です。
プチギフトはお見送りで渡す感謝のしるし
プチギフトは「幸せのおすそわけ」としてヨーロッパの結婚式で慣わしとなっている小さなギフトが由来。
日本では「送迎ギフト」とも呼ばれ、新郎新婦がゲストをお見送りするときに「感謝のしるし」として手渡されますが、パーティー中に新郎新婦がキャンドルサービスをしながら各テーブルでゲストに手渡すという演出も人気です。
プチギフトのアイテムそのものに特別な決まりはありません。
1.5次会は引き出物もプチギフトも必要?
1.5次会に引き出物とプチギフトの両方を渡すのかはパーティースタイルによって異なります。
- ご祝儀制では両方あるのが一般的
- 会費制なら会費に合わせるとよい
それぞれ理由を詳しく見ていきましょう。
ご祝儀制では両方あるのが一般的
ご祝儀制の1.5次会は披露宴のようなフォーマルなパーティーになるため、披露宴と同様に引き出物もプチギフトも渡すのが一般的です。
ご祝儀の平均的な金額は3万ですから飲食代が1万円だとするとゲストにとって物足りなさが出るかもしれませんし、おもてなしのフォーマル度を上げるためにも両方渡すのが丁寧でしょう。
会費制なら会費に合わせるとよい
会費制の場合、会費そのものに幅があるため予算に合わせてかまいません。
~会費との組み合わせ一例~
- 会費5,000~10,000円……プチギフトのみ
- 会費10,000~15,000円……引き菓子のみ
- 会費15,000~20,000円……プチギフトと引き菓子
あくまでも目安ですから、飲食代と会費の差額をいくらにできるか、新郎新婦の自己負担額はいくらまで出せるかなどによってバランスを取りましょう。
それぞれプチギフトと引き菓子のグレードについても次章で紹介する相場を目安に予算決めすると選びやすくなります。
1.5次会の引き出物やプチギフトの相場
1.5次会で渡す引き出物やプチギフトを準備するため、それぞれの相場を確認しておきましょう。
- 引き出物は5,000円程度
- プチギフトは500円~1,000円
それぞれの理由や予算を立てるときのポイントを詳しく解説します。
引き出物は5,000円程度
引き出物はご祝儀の1割程度を主な贈答品にあて、引き菓子と縁起物に1,000円程度それぞれ別で追加するのが相場です。
たとえば平均的な3万円のご祝儀で考えると、3,000円+1,000円+1,000円=5,000円が目安になります。
ご祝儀制の場合は引き出物一式を揃えるのが一般的ですが、会費制の場合は引き菓子か縁起物を対象にして「用意するかしないか」「予算を上げるか下げるか」を検討しましょう。
プチギフトは500円~1,000円
プチギフトの相場が幅広いのは1.5次会のフォーマル度やスタイルに幅があるためです。
たとえば、ご祝儀制で引き出物も渡すならプチギフトは500円程度でかまいませんが、会費制でも20,000円程度のパーティーになるならプチギフトを1,000円程度の予算にするなどの調整を。
会費制そのものにも幅があるので会費に合わせてプチギフトの予算を考え、引き菓子や縁起物も合わせるなら両方のバランスを取って予算決めしましょう。
ラッピングで差をつけよう
1.5次会で喜ばれる引き出物の選び方
本来、引き出物は「引き菓子」「形に残る記念品」「縁起物」などの一式で用意するのですが、会費制の場合は披露宴との差をつけるためフォーマル度を落としたり、品目数を減らしたりして調整しましょう。
たとえばメインギフトとして人気なのはカタログギフトや生活雑貨などの「使えるもの」です。
カタログギフトなら予算に応じて1,000円からでも選べますし、カフェチケットや食事券などのグルメ系からエステチケット、ヘッドスパ体験などのリラクゼーション系、見学ツアーやクルージングなどのレジャー系まで幅広い選択肢があるのも魅力。
伝統的な「縁起物」を省略するコツとしては、おめでたい紅白まんじゅうのほか、永遠の愛を意味する金平糖や夫婦円満を重ねる意味になるバームクーヘンなど、「引き菓子」で縁起をかつぐのもおすすめです。
1.5次会で喜ばれるプチギフトの選び方
プチギフトの伝統的なものとしては「ドラジェ」というシュガーコーティングされたカラフルなアーモンド菓子がありますが、メッセージ入りのクッキーやハート型のキャンディーなど、プチサイズのスイーツが人気です。
プチギフトの相場は500円~1,000円と幅があるため、ご祝儀制の場合は引き出物との、会費制の場合は会費の額とのバランスを考えて予算を立てましょう。
また、引き出物の引き菓子よりグレードやボリューム感が落ちる分、センスのいいパッケージやラッピング、サンキュータグなど「デコレーション」にこだわるのもプチギフトを選ぶときのポイント。
もし、『低予算の会費制だけどプチギフトだけは渡したい』という場合は、有名ブランドのティーバッグやチョコレートが300円~500円でも用意できますから、高級感にこだわるのもおすすめです。
予算500円
予算1000円
1.5次会でNGな引き出物やプチギフト
せっかく1.5次会で引き出物やプチギフトを渡してもゲストに喜ばれなければ意味がありませんので、準備に入る前に「NG」なアイテムも見ておきましょう。
引き出物のNG
- 新郎新婦の名前や顔写真が入ったグッズ
- ガス不可の調理家電、レンジ不可のキッチン容器
- 結婚式にふさわしくないとされる刃物や割れ物
時代の変化とともに引き出物の自由度も高くなりましたが、ゲストを戸惑わせるような「使えないもの」「縁起が悪そうなもの」は避けましょう。
また、ゲストの持ち帰りに配慮し、「重いもの」「大きなもの」「壊れやすいもの」にも注意して選ぶのが好ましいマナーです。
プチギフトのNG
- 暑さで溶けてしまったチョコレート
- 可愛いのに味がいまいちなキャンディー
- 雑なラッピングの安っぽい製品
プチギフトの定番は「スイーツ」ですが、季節に合っているか、見た目だけで選んでいないか、予算だけで決めていないかに気をつけましょう。
インターネットで注文する場合はユーザーレビューを参考にするのもひとつ。
もし『食べる物は不安だな……』ということでしたら、可愛い石けんや入浴剤、ハンカチタオルなど好みや保存状態に左右されにくいものを選ぶのもおすすめです。
1.5次会で喜ばれる贈りものを用意しよう
1.5次会で引き出物やプチギフトを用意するときは、それぞれの違いに注意して予算とのバランスも考えましょう。
ご祝儀制の場合と会費制の場合とで「何を」「いくつ」用意するのかも変わります。
- ご祝儀制では両方あるのが一般的。
- 会費制なら会費に合わせるとよい。
それぞれの相場を目安に、予算に合わせた準備も大切です。
- 引き出物は5,000円程度
- プチギフトは500円~1,000円
実際のアイテム選びでは、ゲストに喜ばれる選び方やゲストを戸惑わせるNGポイントにも配慮しましょう。
ぜひ、本記事を参考にして、素敵な引き出物やプチギフトを見つけてくださいね。