【女性ゲスト】結婚式二次会の服装マナー。会場別お手本コーデもチェック!

結婚式二次会への参加は楽しみなのに、『何を着て行けばいいの?』と服装に悩みますよね。とりあえず『ドレスアップしなきゃ!』とイメージするものの、場違いなコーデにならないか不安もありませんか?

「おしゃれしたいけど目立っちゃダメよね?」
「ホテルでは落ち着いたコーデにすべき?」
「居酒屋やレストランならカジュアルでいいの?」
「二次会で失敗しないための服装マナーは?」
「会場に合ったコーディネイトが知りたい!」

これら服装についての疑問や要望を解決するため、本記事では女性ゲスト向けに結婚式二次会の服装マナー、おすすめコーディネイトを会場別で解説します。

さらに、どの会場にも共通した基本マナー、どの会場でも避けたいNGマナーも紹介しますので、ぜひ、実際のコーディネイトに役立ててください。

パーティーにふさわしい華やかさを意識しながら、マナーに沿ったエレガントな服装で新郎新婦をお祝いしましょう。

結婚式二次会の服装は会場別にコーディネイト

結婚式二次会の服装で悩ましいのは、会場にマッチするコーディネイトです。

格式の高さやカジュアル感など、会場によって異なる雰囲気に合わせなければ場違いになります。

会場に合わせる服装のポイントは、ずばり「フォーマル度」です。

●ホテル・結婚式場・ゲストハウス……フォーマル度★★★
高級レストラン・パーティー会場……フォーマル度★★
●カジュアルレストラン・居酒屋………フォーマル度★

このように、会場の格式に応じたフォーマル度を取り入れましょう。

もし、披露宴からの参加なら着替えは必要ありませんが、着物からドレスに替えたいときは会場に合わせた装いを。

ここからは会場別マナーとして、フォーマル度の具体例、お手本スタイル、おすすめコーディネイトを紹介しますので、招待された会場に合わせてチェックしてくださいね。

結婚式二次会の服装マナー|ホテル・結婚式場・ゲストハウス

ホテル・結婚式場・ゲストハウスなど格式の高い会場では、二次会といってもフォーマルな服装を心がけましょう。

フォーマル度は高め×露出は少なめに

フォーマル度を高めにするなら、まず露出を抑えること。胸元が開かないよう鎖骨見え程度にし、肩が出過ぎるものは羽織で露出を抑えましょう。スカート丈は膝が隠れるくらいかマキシ丈、ロング丈が好ましいです。

できればボリューム感にも注意し、ふんわりしたボリューミーなものよりも「タイトめ」「スッキリ感」がある方がフォーマル度は上がります。

お手本スタイルは「スマートエレガンス」

ホテル・結婚式場・ゲストハウスなどでは、お手本となるのがスマートエレガンスというドレスコード。

披露宴に出席する場合の服装はインフォーマルといって「略礼装」にあたりますが、ややカジュアルダウンしたのがスマートエレガンスです。

服装のイメージとしては、華やかさがありつつ品格をただよわせた女性らしいデザインが好まれるため、レースやシフォン、チュールなど高級感ある素材が適します。

おすすめコーディネイト

ここからは、ホテル・結婚式場・ゲストハウスでの結婚式二次会におすすめのコーディネイトを紹介します。

アフタヌーンドレスのようなロングワンピース。首元までカバーしたクラシカルな印象、くるぶし丈まであるスカートの長さ、レース素材による上品な透け感が特徴的です。

セミアフタヌーンドレスとして着られるパーティードレス。素材の軽やかさを凛としたシルエットがフォーマルに仕上げていて、バックスタイルの透け感で礼装を上品にカジュアルダウンさせています。

袖の上品なレース、胸元の落ち着いたドレープ、シフォン素材のフェミなシルエットが、しっとりと厳かなフォーマル感をかもしています。デコルテもキレイに見えるので、ネックレスで「映え」も楽しめそう。

レースの切り替えがアクセントになったエレガントなワンピース。スカート部分に入ったタックで美スタイルに、小ぶりなフレンチスリーブで腕ほっそりに、ボディラインに嬉しい効果をもたらします。

高級感あふれる刺繍レースが印象的なエレガントドレス。ハイウエストめのロングスカートには細いプリーツがほどこされ、ボートネックのトップスを重ねたトレンド感たっぷりなデザインにうっとりします。

結婚式二次会の服装マナー|高級レストラン・パーティー会場

高級レストラン・パーティー会場では、おしゃれ感や肌見せなどの印象で華やかさをアップさせても素敵です。

ややフォーマル×露出はバランスよく

エレガントをかもしながらも、軽やかにフォーマルさを出します。

胸元の露出は抑えながら、ノースリーブで肩を出したり、スカート丈を膝が見える程度にしたり、バランスよくカジュアルダウンしましょう。

ふんわりしたシルエット、とろんとしたラインなど、ソフトな印象で華やがせてもフォーマル特有の凛とした雰囲気がやわらぎます。

お手本スタイルは「カジュアルエレガンス」

高級レストラン・パーティー会場では、堅苦しさをなくした上品で愛らしいカジュアルエレガンスというドレスコードが好まれます。

レースやシフォン、オーガンジーなどの素材で作る透け感やエア感を楽しむのもひとつ。会場に映える鮮やかなカラー、ほかのゲストと差がつく刺繍柄、躍動感のあるドレープなど、視覚に訴える華やかさも取り入れてみては。

おすすめコーディネイト

ここからは、高級レストラン・パーティー会場での結婚式二次会におすすめのコーディネイトを紹介します。

ふんわりシフォンと繊細なレースがエレガンスをただよわせるスレンダーラインワンピース。フリルスタイルの袖で二の腕をカバーしつつ、スカートはひざ丈の長さでバランスのいい露出感があります。

マットなとろみ素材がフェミニンなコーデ風ワンピースです。ツーピースに見えて実はトップスとボトムスがドッキングしていて立体的。チューリップ袖とハイウエスト効果でボディラインをカバーしてくれる優秀さも魅力です。

デコルテから腕にかけたレースと胸元にゆれるフリルがスウィートな印象のマキシ丈ワンピース。セミアフタヌーンドレスのようなフォーマル感がありながら、裾広がりの袖でカジュアルダウンしたパーティーっぽさが出ています。

アンティークな刺繍柄のミモレ丈ワンピース。ワンカラーのドレスに比べて映え感がアップしますが、スモーキーな色味なの悪目立ちしません。バッグやパンプスに差し色となる「赤」「パープル」でビビッドにさせても、同系色の「ダークグレー」「シルバーグレー」でなじませてもセンスよく着こなせます。

胸元のドレープとスカート裾のフィッシュテールがヘルシーなワンピース。シフォン素材を使ったワンカラーの切替スタイルはシンプルですが、背中のスリットや肩を見せるノースリーブでカジュアルかつドレッシーな印象になります。

結婚式二次会の服装マナー|カジュアルレストラン・居酒屋

カジュアルレストラン・居酒屋では、こなれ感やリラクシーな印象でカジュアルダウンさせましょう。

フォーマル感ゆるめ×露出は品よく

カジュアルでも、ラフではないキレイめなトーンを演出します。肩の露出は素材による透け感で上品に、胸元も少しのスリットやボートネックによるデコルテ見せくらいはOKです。

大人シック、大人ガーリーなど、大人っぽさを残したテイストなら柄物やニット素材のファッションでもかまいません。

お手本スタイルは「スマートカジュアル」

カジュアルレストラン・居酒屋でめざすのは、コットンシャツ×ジーンズなどの普段着でない大人キレイなカジュアル。

ドレスコードの中で最も自由度の高いスタイルですが、「好きなもの」を着るわけではありません。きちんと感をもたせた「お呼ばれカジュアル」をまといましょう。

おすすめコーディネイト

ここからは、カジュアルレストラン・居酒屋での結婚式二次会におすすめのコーディネイトを紹介します。

透け感のある袖と胸元をキレイに見せるVネックがエレガントなパンツドレスです。オールインワンで着られますが、ウエスト部分のベルトでメリハリがついてスマートな装いになります。

こなれ感が大人っぽいボートネック×ウエストリボン×サイドスリットのワンピース。シンプルなダークカラーのドレスには、明るいシルバーのバッグやネックレスを合わせて華やかにさせるとセンスが光ります。

レーシーなトップスにドレッシーなサロペットを合わせた大人シックなパンツスタイル。ウエスト部分のリボンで甘さを加えつつ、ワイドめのパンツでクールに見せるギャップが技アリです。

プリーツデザインのトップ×ロング丈のベルスリーブ×レースをあしらった胸元のカシュクールが大人キレイなワンピースです。ニット素材でカジュアルダウンさせつつ、ベルト付きのマキシ丈で美シルエットにしたエレガントさが◎

クラシカルなシルエットに花柄が散りばめられたワンピースです。花柄は刺繍でサイドにだけあしらわれているので大人っぽいガーリー感が。ボートネックに上品なスリットが入って胸元のキレイ見せ効果あり。

結婚式二次会にふさわしい服装|基本マナー

結婚式二次会の服装は基本マナーを守ってエレガントに着こなしましょう。

ここでは、ドレス以外の小物やヘアスタイルなどについて紹介します。

小ぶりなバッグ×華やかなアクセサリー

ドレスに合わせるバッグはパーティー用の小ぶりなものを選びます。サテンやシルクなど光沢ある素材を使ったクラッチバッグでもOKです。

アクセサリーは昼なら光り過ぎないパールを、夜なら煌びやかなダイヤモンドを着けるのが一般的ですが、ドレスに合うならシルバーやビーズなどでもかまいません。

パンプス×ナチュラルなストッキング

パンプスは3~5cmのヒールがベスト。もしハイヒールを履くなら7cm程度を目安にしましょう。上品なデザインならリボンやバックルが付いていてもOKです。

パンプスの素材は布かエナメルがベストですが、シンプルなものならレザーでも履ける傾向にあります。

ストッキングはナチュラルなベージュ系で薄手のものがよいでしょう。ワンポイントならラメや刺繍があってもかまいません。

羽織はドレッシーなショールやボレロ

羽織は防寒対策のほか、肌の露出を抑える目的としても使えます。夏でも会場の冷房が効き過ぎていたり、ほかのゲストに比べて露出が多かったりしたときに羽織が1枚あると便利だからです。

華やかなドレスに合うよう、ショールならレーシーなもの、ボレロならショート丈のものなどパーティー向けのアイテムを選びましょう。

ドレッシーなヘアアレンジ×ヘアアクセサリー

髪もヘアアレンジ×ヘアアクセサリーでドレスアップしましょう。ロングヘアならシニヨンやハーフアップなどのヘアアレンジに、パールやリボン、ラインストーン、ビジュなどのヘアアクセサリーを使います。

ショートヘアなら、トップをふんわりさせたり、全体的にエアリーにさせたり、毛先を遊ばせたり、ボリューム感やデザイン性でアレンジを。アクセサリー代わりにラメ入りのワックスやスプレーを使ってデコレートするのもOKです。

結婚式二次会にふさわしい服装|NGマナー

結婚式二次会の服装はNGマナーに注意してコーディネイトしましょう。

ここでは、好ましくないドレスやファッションアイテムについて紹介します。

絶対に着てはいけないドレス

まず、新婦だけが着られる純白のドレスはNGです。トップスだけが白でも着席のときに誤解される場合はアウト。逆に黒ずくめのコーディネイトも好ましくありません。

また、華やかを超えて「派手」なデザインのドレスも避けましょう。新婦より目立つ服装はマナー違反です。たとえエレガントなデザインでも露出し過ぎたドレスも控えましょう。

さらに、殺生を連想させる革や毛皮のドレス、アニマル柄も晴れの日にふさわしくありません。

避けるべきファッション小物

ドレス以外のファッション小物でも、新婦のシンボルカラーである白は避けましょう。

ストッキングに網タイツやトレンカ、レギンスなど肌が露出するのを選ぶのもNGです。

パールのアクセサリーは好ましいですがブラックパールは葬儀を連想させるため控え、長いネックレスは食器やテーブルに当たるので注意しましょう。

ヘアアクセサリーとしてカチューシャはカジュアル過ぎるため好ましくありません。生花、ティアラ、大きなコサージュも新婦向けなので控えます。

クロコダイル柄やスネーク柄の靴、ファー素材のボレロ、レザーのバッグなど、動物をモチーフにした小物もアウトです。

結婚式二次会は会場に合った服装でふさわしく

結婚式二次会の服装は、会場に合ったマナーやコーディネイトを意識しましょう。

会場に合う服装のポイントはフォーマル度。肌の露出や生地の透け感、スカート丈のほか、お手本スタイルとして紹介したドレスコードも参考にコーディネイトすると失敗しません。

また、どの会場でも基本マナーを守り、NGマナーを避け、失礼のない服装で参加することも大切です。

ついつい「パーティー」=「ドレスアップ」=「華やかに」とイメージしがちですが、派手になって品を欠いたり、着飾り過ぎて新婦より目立ったりするのはマナー違反。

ぜひ、会場別の服装マナーやおすすめコーディネイトを参考にして、ふさわしい華やかさで結婚式二次会に花を添えてくださいね。