【みんな納得】結婚式二次会の費用内訳と会費の決め方をご紹介

結婚式の二次会を開催する場合、悩みどころなのが会費の設定や予算立て。

「ゲストのためにできるだけ安くしたいけど、予算が足りなくなっても困る。最適な会費はどう決めればいいの?」

どの新郎新婦・幹事さんも、こういった悩みがあるのではないでしょうか?そこで本記事では、結婚式の二次会で役立つ会費の決め方や、費用の内訳について紹介します。

最後まで読んでいただければ、設定すべき会費や節約術などが丸わかり。ぜひゲストも新郎新婦も120%納得できる予算で、二次会を開催してください!

そもそも:結婚式の二次会の会費相場は?

結婚式の二次会の会費は、低すぎると二次会の質が落ちますし、逆に高すぎると参加者の不満になりかねません。妥当な会費を決めるために、まずは相場を知っておきましょう。

地域ごとの会費の相場

結婚式の二次会の会費の地域別の相場は下記の通りです。

北海道 3,000円~4,000円
東北 4,000円~5,000円
北関東 5,000円~6,000円
首都圏 7,000円~8,000円
関西・東海 7,000円~8,000円
中国・四国 4,000円~6,000円
九州・沖縄 4,000円~5,000円

最高額は、首都圏や関西の「7,000円~8,000円」。会場費や物価が高い都心ゆえ、そのぶん会費も高くなります。最安は北海道の「3,000円~4,000円」です。ご自分の地域の相場を参考にしてください。

全国的な平均は以下のようになります。

●全国的な二次会の平均会費……5357円

この相場を目安にしつつ、自分たちの会費をいくらにするか決めましょう。

結婚式の二次会にかかる費用とその内訳

二次会にかかる費用……4,000円~5,500円/人+15万円~50万円

結婚式の二次会の会費を設定するには、全体でかかる費用を知る必要があります。必要な費用を知るために、実際に内訳を見ていきましょう。

下記は費用の一例にはなりますが、ぜひ参考にしてみてください。

飲食代 ●飲み物が中心(披露宴の出席者が多く参加する場合など)……3,000円~/人
●食べ物を多め(二次会からの参加者が多い場合など)……4,000円~/人
会場に掛かる費用 10万円~20万円(レストラン等は会場費が無料の場合もあり)
演出に掛かる費用 音響・プロジェクタ・スクリーンを利用……30,000円~50,000円
景品の代金 500円~1,000円/人
お土産の代金 200円~400円/人
新郎新婦のドレスアップ代 ●結婚式で利用した衣装を着用する場合……50,000円~60,000円
●ヘアメイク代……5,000~15,000円
その他の諸費用 ●幹事へのお礼……5,000円~20,000円
(幹事代行を利用した場合……約10万円)
●写真撮影代行代金……30,000円~40,000円
●その他必要費用……10,000円~30,000円
合計 4,000円~5,500円/人+15万円~50万円

下記にて詳しく解説いたします。

飲食代

飲食代は、料理のボリュームや食事スタイルによって料金に幅が出ます。予算を立てる際の目安を紹介しましょう。

●飲み物が中心(披露宴の出席者が多く参加する場合など)……3,000円~/人
●食べ物を多め(二次会からの参加者が多い場合など)……4,000円~/人
●ウエディングケーキあり……10,000円~/個

会場にもよりますが、人数が多いほど1人あたりの単価は低くなる傾向があります。食べ放題・飲み放題などのプランを活用したり、ウエディングパーティーとして予約して予算の相談に応じてもらいましょう。

会場に掛かる費用

二次会の会場によっては、飲食代と別に使用料や貸切り料金がかかります。二次会の規模やシーズンによっても異なります。会場の候補を挙げるときに、各会場の料金システムを合わせて確認しましょう。

また、二次会プランを提供している会場なら、使用料から設備品の貸し出し料金まで込みで設定しています。「お一人様5,000円」など明朗会計になっていて費用が計算しやすいため、二次会用のプランがある会場はぜひチェックしておきましょう。

補足説明

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演出に掛かる費用

結婚式の二次会は自由度の高いパーティーなので、演出の内容はそれぞれです。よくある演出に必要な項目を紹介しましょう。

●装飾……装花、ウエルカムボードなど
●余興……歌手、バンド、マジシャンなど
●映像……プロジェクター、スクリーン、ムービー作成など
●音響……CD、楽器、マイク、DJ機材など
●備品……余興の小道具など

すべてを用意する必要はなく、また、すべてに費用が掛かるわけでもありません。自分たちで手作りできるものなら費用も抑えられますし、プロに依頼すれば高額になります。

費用の抑えどころと掛けどころを考えながら、全体の予算をバランスよく調整しましょう。

景品の代金

結婚式の二次会では、ゲームをして景品の争奪戦をすることがあります。景品の数や内容によって費用は変わりますが、参加者の3~5割に当たるようにすると盛り上がりますよ。

景品のグレードに差をつけ、景品数の2~3割を豪華な商品にするのもポイントです。一般的には、1人当たり500~1,000円程度の予算を会費に上乗せします。

お土産の代金

結婚式の二次会では、参加者にお土産を用意するのが一般的です。相場の目安は1人当たり200~400円。プチギフトと呼ばれるお菓子や日用雑貨などが人気です。

新郎新婦のドレスアップ代

披露宴を終えた新郎新婦が二次会に登場する際、ドレスアップが必要です。パーティードレスなどに着替えるのであれば、新調したりレンタルしたりして準備します。

もし、披露宴の衣装をそのまま着用する場合は延長料として別途費用が掛かります。また、ヘアメイクを普段どおりに戻す場合はお引上げ代が、ガラッとイメージチェンジする場合はヘアメイク代が必要です。

ただし、新郎新婦の衣装やヘアメイクに掛かる費用は、新郎新婦の負担であることが一般的。新郎新婦に確認をした上で、参加者の会費には含めないようにしましょう。

一般的に、ヘアメイクだけですと5,000円~、衣装を新調かレンタルする場合は30,000円~の費用が掛かります。

その他の諸費用

結婚式の二次会に掛かる費用には、見落としがちな項目もあります。いくつか紹介しますので、予算を立てる際の参考にしてくださね。

●招待状に掛かる費用……カード、シール、切手など
●新郎新婦との打ち合わせに掛かる費用……交通費、お茶代など
●会場に支払う予約金……会費を集めるまでに必要な現金
●人数が確定した後の追加料金……飲食代、お土産代など
●キャンセル費用……当日のキャンセルにより徴収できない会費分
●幹事交通費……当日の交通費として幹事に支払われる費用

二次会の規模や内容によって異なる費用もありますし、新郎新婦と相談して確定しなければならない費用もあります。幹事だけで決められない費用については、新郎新婦によく相談して決めましょう。

最適なのは?結婚式の二次会の会費の決め方

会費の決め方には、大きく分けて2つパターンがあります。どちらの方法が最適かは、どんな二次会にしたいかで異なってきます。どちらにもメリット・デメリットがあるので、下記の内容をよく読んで決定しましょう。

A:先に会費を決めてから会場や演出を決める

1つ目は、先に会費を決める方法。お住まいの地域の会費の平均額を、そのまま会費として設定。『人数×会費』の合計金額内で、会場や景品、装飾代、映像機器などのレンタル代をやりくりする方法です。

例えば、首都圏に住んでいる場合。会費平均額は、「7,000円~8,000円」。平均して、7,500円と仮定します。これに「招待人数」をかけます。

例えば40名を招待する場合、集まる金額は、

7,500円(会費)×40名(人数)=300,000円

となります。すなわち、300,000円を予算として、この金額内で二次会の内容を組んでいきます。

この方法のメリットとしては、

・あらかじめ予算に合う会場を選ぶことで、赤字になりにくい

・会費が平均額なので、ゲストが納得しやすい

ということが挙げられます。ゲストの納得感を優先して、最も効率的に予算を決定するやり方といえるでしょう。

この方法のデメリットは、予算内でしか会場や演出を選べないこと。二次会をやりたい会場が決まっている場合、新郎新婦の意向でやりたい演出が決まっている場合は、不向きです。

カップルA

先に会費を男性7,000円・女性5,000円と決めてから、会場選びをした。そして残りの予算で出来そうな演出を考えいった。予算が予め決まってることで、サクサク決めることができた。

B:会場や演出を決めてから会費を決める

先に会場や余興にかかる支出を計算し、その上で収支があうように会費を決めるという方法。

どうしても会場として使用したいレストランが決まっていたり、余興でどうしてもプロの芸人を呼びたい、などの希望がある場合は、こちらが有効です。

この決め方のメリットとしては、

・新郎新婦の希望を100%叶えられ、2人にとって想い出深い会となる

・会場や演出にこだわることで、ゲストを存分にもてなせる

ということが挙げられます。

この場合のデメリットは、会費が比較的に高額になってしまうこと。会費に見合った満足感をゲストに感じてもらえるのかどうかをよく検討する必要がありますね。

カップルB

仲間内で人気のレストランがあり、「絶対にこのレストランがいい!」というこだわりがあったので、その会場の予算に合うように会費を決定した。

カップルC

「オリジナルムービーを流すための映像機材」「友人が余興で使うバンド演奏ができる設備」「ふたりの似顔絵のケーキ」は絶対に譲れなかった。なのでその3つが条件に含まれる会場を先に探して、そのあと予算を決めた。

新郎新婦の負担額は?

●新郎新婦の負担額=費用の総額-会費の総額(招待人数×会費)

新郎新婦の負担額が想定よりも大きくなった場合、会場費や演出費などを見直すか、会費に上乗せするかになります。ただ会費が高くなり過ぎると参加率が下がる可能性があるため、費用の見直しも含めて、幹事は新郎新婦に可能な負担額を確認することが大切です。

*招待する人数によっても会費相場は異なってきます。誰を何人呼ぶべきか知りたい方はこちらをチェック。

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つけるべき?ゲストによる金額差の相場

結婚式の二次会に参加するゲストによって、会費に金額差をつける場合があります。

男性と女性の金額差……1,000円程度

「男性と女性とでは飲食の量に違いがある」という理由で、会費に金額差がつく場合があります。たとえば全国的な相場を目安にすると、女性が5,000円で男性が6,000円という形です。

ただ、結婚式の二次会は通常の飲み会と違って「お祝い」の意味があるため、男女平等の会費にしているケースもあります。金額差をつけるかどうかは、差額も含め個々の二次会のゲスト層に合わせて検討しましょう。

披露宴の出席者との場合の金額差……1,000円程度

披露宴の出席者はご祝儀を包んだり、披露宴で食事をしたりなどするため、二次会だけに参加するゲストより会費を低くするケースがあります。

とはいえ、ゲストの立場や年齢層によって、必ずしも差をつける必要はありません。金額差をつけるかはゲスト層を考慮した上で決めましょう。

幹事と参加者との金額差……半額、全額、同額などさまざま

幹事は二次会の準備を手伝っていますし、当日の進行にも忙しいため、会費が半額にされたり全額免除されたりするケースもあります。

もちろん、お祝い金の意味として、ほかの参加者と同じように会費を全額出すケースもあります。幹事には新郎新婦から「お礼」として、現金や食事会などが用意されることが通例なため、会費については新郎新婦からの声がけに沿うといいでしょう。

結婚式の二次会の費用を抑えるコツ

結婚式の二次会は、内容を充実させようとすると費用が予算オーバーすることもあります。スマートに費用を抑え、予算内で二次会を開催するためのコツを紹介しましょう。

披露宴で飾った装花を二次会で使用する

披露宴には、装花といってテーブルなどを装飾する花を準備します。装花が買取であれば二次会の会場に使用できますし、レンタルであっても二次会の使用を前提に交渉すれば、延長料金で対応してもらえることが多いです。

二次会のためだけに特別な装飾をするよりも費用を抑えられるので、実際に一部の装花を2度使いしている新郎新婦さんもおられます。

低予算でも喜ばれる景品を見つける

二次会のゲームで出す景品は、豪華なものを用意すると予算が跳ね上がります。もちろん、いくつか豪華な景品があってもいいのですが、景品数の7~8割はリーズナブルなものでもOK。

二次会が盛り上がるよう、誰に当たっても喜ばれるものを見つけましょう。たとえば、笑いを誘うユニークな雑貨。また、普段使いの日用品でもおしゃれなデザインだと嬉しいものです。

100円ショップにあるグッズもおすすめです。ネイルやバスグッズ、ファッションアイテム、インテリア雑貨など、100円と思えないほどクオリティの高いものがたくさんあります。

ラッピングも揃うので、低予算でたくさんの参加者に素敵な景品を用意できますよ。

1000円以下でも喜ばれる、おすすめの景品はこちらでご紹介!

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手作りや持ち込みで対応できないか工夫する

結婚式の二次会に用意するもので、手作りや持ち込みでも対応できるものがあればコストカットになります。たとえば、ウェルカムボード。購入するとなると5,000~10,000円かかりますが、手作りですと100円ショップなどを利用すれば1,000円前後でも可能。

もちろん、幹事がすべて手作りや持ち込みをする必要はなく、参加予定者の中で声をかけられる人がいれば協力してもらうと良いでしょう。持ち込みについては会場のスタッフにも相談してみてください。

まとめ:相場を押さえ、2人にあった会費決めを!

いかがだったでしょうか。今回は、結婚式二次会の会費相場や決め方についてご紹介しました。

自分たちの地域の相場を押さえつつ、ゲストが納得できる会費を設定しましょうね。

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