結婚式二次会の会場探しは式場選びと同じくらい大切な結婚準備ですが、当日までのスケジュールや具体的なイメージが固まらないうちは疑問だらけ。
「いつ頃までに会場を決めればいい?」
「どんな会場がゲストに好まれる?」
「会場を決めるときのコツや注意点は?」
どれだけ結婚式二次会の開催に前向きでも、会場探しの段取りが組めなければ形になりませんよね。
そこで本記事では、結婚式二次会の会場についてリサーチ開始時期や予約のタイミング、会場探しのポイントをご紹介。
ぜひ、本記事を参考にして、結婚式二次会の準備をスムーズにすすめてくださいね!
結婚式二次会の会場はいつ決める?
結婚式二次会の会場は半年前に決定するのが理想的。会場探しを始めてから決定までに1~2か月ほどかかるため、会場リサーチは7~8か月前から開始しましょう。
半年を切ると希望の会場が取りづらくなりますし、ゲストへの招待状は2~3か月前に発送するのがベストなため準備がバタつきます。
多くのカップルは半年前までに式場を決定しますので、結婚式二次会の会場探しも同時進行で運ぶとよいでしょう。
結婚式二次会の会場を探すときのポイント
結婚式二次会の会場探しは具体的なポイントに沿ってすすめましょう。
●まず「テーマ」を決める
●二次会の内容を考える
●会場の種類から選ぶ
●ゲスト数に合わせる
●料理ジャンルで選ぶ
●立地やアクセスで探す
●施設の充実感も見る
●設備の内容も見る
●席のレイアウトを見る
●料金やプランで選ぶ
●利用時間を確認する
●お得なサービスも見る
●会場の「NG」は要確認
それぞれ詳しく解説しますので、ご参考ください。
まず「テーマ」を決める
二次会のテーマを決めると、おのずから会場が絞られます。
~テーマ例~
●ナチュラル
●アットホーム
●リラクシー
●ゴージャス
●リゾートフル
●セレブリティ
●カジュアル
披露宴との合わせ技でもよし、披露宴からガラッとムードを変えて2段階で盛り上げるのもよし。どのような雰囲気でゲストを迎えたいかイメージしましょう。
二次会の内容を考える
たとえば「ムービーや生演奏でゲストを盛り上げたい」「おしゃれなビュッフェで料理の見た目にもこだわりたい」「テラスやガーデンでゲストをくつろがせたい」など、具体的な内容を考えましょう。
二次会の内容が決まれば、会場に求める雰囲気のほか、サービスや設備などの実質的な条件で会場が絞られていきます。
会場の種類から選ぶ
よく使われる二次会会場の種類と特徴を見ておきましょう。
レストラン | 幅広い料理ジャンル、予算に合わせやすい |
---|---|
ホテル | アクセス至便or送迎ありの可能性も、施設が充実している |
式場内 | 移動しやすい、施設が充実している |
パーティー会場 | 独自性が出しやすい、設備や演出が充実している |
居酒屋・カフェ | カジュアルに過ごせる、予算に合わせやすい |
会場によって強みが違うため、「テーマ」「内容」「予算」に沿えるかどうか見極めながら絞っていきましょう。
ゲスト数に合わせる
会場の収容人数は候補を絞る重要なカギとなりますので、だいたいのゲスト数を決めてから検索をかけましょう。
会場によってはゲスト数に応じて料金設定が変わるため、予算と照らし合わせていくのもポイントです。
料理ジャンルで選ぶ
結婚式二次会の満足度は料理が大きく影響しますので、人気ジャンルを見ておきましょう。
●イタリアン
●創作料理
●フレンチ
●ダイニングバー
●ビアレストラン
●居酒屋
さらに、ボリューム感にも気配りを。
二次会から参加するゲストが多い場合は食べごたえのあるビュッフェや大皿料理で「ガッツリ」と、披露宴からのゲストが多い場合はフィンガーフードやプチフルールなどの軽いものを中心にするなどしましょう。
立地やアクセスで探す
披露宴からの移動を考えると「式場の近く」がいいですし、最寄り駅からの移動では「徒歩でも疲れない」「雨でも苦にならない」「見つけやすい」などの場所が好ましいでしょう。
予算面でクリアできるなら結婚式場の中の別会場は移動がスムーズですし、荷物を預けたままにしておけて便利です。
もし、リゾート地の式場から都市部の会場に移動するような距離感があるなら、式場からの送迎が可能かも確認しましょう。
施設の充実感も見る
たとえば「アットホームでリラックスした二次会にしたい」のであれば、「テラス」「ガーデン」「ソファ」など必要なものが備わっているかという視点で見ます。
さらに「控室」「更衣室」「パウダールーム」「クローク」「喫煙所」「おむつ交換スペース」「キッズルーム」など、すべてクリアする必要はありませんがゲストも含めた利用者にとって便利かどうかも重要なポイントです。
設備の内容も見る
二次会の進行や演出には、音響や映像に関する設備も必要です。
●マイク(何本あるか)
●プロジェクター
●スクリーン
●スポットライト
●オーディオ
●ステージ
すべて揃っていなくてもかまいませんが、必要なものが備わっているかはチェックしておきましょう。
席のレイアウトを見る
丸テーブルを等間隔で配置するのか、長テーブルを何台か並べるのか、新郎新婦の席とゲスト席との距離感や方向性はどうなるのか、席のレイアウトも確認しましょう。
会場の広さや動線とゲスト数のバランスでレイアウトが変わりますから、理想的なレイアウトを作る上で収容人数はひとつの目安になります。
また、いくら会場が広くても段差があったり、柱や装飾が邪魔になったりなどすると会場内での移動や撮影に支障が出るため構造と動線も見ておきたいポイントです。
料金やプランで選ぶ
二次会の予算にかかわるため、料金やプランもチェックしましょう。
たとえば「平均的な料理代はいくらか」「フリードリンクにするといくらか」「お得な二次会プランはあるか」など。あとはコースかビュッフェでも料金が変わります。
また、「ウェディングケーキ」を演出で用意するなら追加料金の確認も必須です。
利用時間を確認する
二次会は2時間枠で予約するのが一般的ですが、会場によっては「前準備から撤収まで」と厳密に区切っている場合があります。
利用時間については「どこからどこまで」可能かを確認し、必要に応じて延長は可能か、可能なら延長料金はいくらかも調べておきましょう。
また、万が一の事態に備え、キャンセル料金が「いつから」発生するのか、キャンセル料金の負担割合についてもチェックが必要です。
お得なサービスも見る
ケーキや乾杯ドリンク、プチギフト、楽しい演出など、会場が提供してくれるサービスがあれば利用したいところ。
二次会の予算は飲食代のほか「なに」が必要かで変わってきますので、準備するものをリスト化していって予算と照らし合わせると会場ごとの比較もしやすくなります。
会場の「NG」は要確認
会場によって「装花の持ち込み」「ウェディングケーキの持ち込み」「クラッカーの使用」など、いろいろな「NG」があります。
テーマや演出、予算にばかりこだわって会場を選ぶと、いざ当日になって「NG」を出される可能性があります。
思わぬハプニングに遭わないよう、会場で用意されるものが「なに」か、自分たちで準備したいものが「OK」か、必ず事前に確認しておきましょう。
結婚式二次会の会場を決める前にやること
結婚式二次会の会場が絞れてきたら、最終決定の前に必ずやっておきたい鉄板ポイントがあります。
●二次会会場の候補を比較検討する
●幹事主体でも新郎新婦に判断してもらう
●会場の下見と料理の試食をしておく
それぞれ詳しく見ていきましょう。
二次会会場の候補を比較検討する
最初から1か所の会場に狙いを定めず、条件に合う会場をピックアップしてから空き状況で振り分けます。
残った候補は「料金」「サービス」「施設、設備」など重視したい項目を決めて比較しましょう。
いくつかの候補を比較検討することで「お得感」「ゲストファースト」の部分で違いが見えてきますし、希望順で効率よく交渉や相談がすすめられます。
幹事主体でも新郎新婦に判断してもらう
もし、幹事さんが新郎新婦から「会場探しも任せるよ」とお願いされたとしても、最終判断は必ず新郎新婦にしてもらいましょう。
新郎新婦の要望に沿っていないと「こんなはずじゃなかった」とガッカリさせてしまいますし、あくまでも主催者は新郎新婦なので最終候補を絞った段階で伺いを立てるのがベターです。
会場の下見と料理の試食をしておく
最終候補が2~3か所に絞られたら、希望順で下見をしましょう。
ホームページやインスタ画像だけではわからない全体像や周辺状況のほか、実際のアクセス、会場内の居心地などを体感するのが重要です。
~チェックリスト例~
アクセス | 式場から移動しやすいか、最寄り駅は近いか、主な交通手段は |
---|---|
周辺状況 | わかりやすい位置か、雑多でないか、安全性はどうか |
外観・内観 | テーマに沿った雰囲気はあるか、居心地はどうか |
スペース | 貸切は可能か、貸切れる場所はどこまでか |
構造 | 開放感はあるか、動線はいいか、ゲストを見渡せるか |
施設 | 控室、更衣室、クローク、テラス、ガーデンなどあるか |
設備 | 音響、映像、備品など必要なものはあるか |
レイアウト | ゲストが過ごしやすい配置ができるか |
独自のチェックリストを作成して下見に活用するのもおすすめ。
お手頃なランチでもかまいませんので、料理を試食しておくとゲスト目線での満足度も体験できます。
ベストな会場で結婚式二次会を盛り上げよう
結婚式二次会の会場は、ふたりの希望と日程を合わせやすくするため7~8か月前から探し始め、ゲストへの招待や準備がスムーズになるよう半年前には決定しましょう。
会場探しは項目ごとのポイントに沿ってピックアップしていき、空き状況や予算面などで絞っていきます。
最終的には数か所の候補を優先させたい条件で比較し、新郎新婦も一緒に確定させましょう。
二次会会場にふさわしいかをホスト目線⇔ゲスト目線で見極められるよう、会場の下見や料理の試食をしておくのも有効な判断材料です。
ぜひ、本記事で紹介した会場探しポイントを参考に、おふたりにとってベストな会場を見つけてくださいね!