【男性・女性別】1.5次会の服装マナーとお手本コーデ

一般的に1.5次会は「披露宴よりカジュアル」で「二次会よりフォーマル」。定義が曖昧な1.5次会の服装は、ルールを押さえていないと適したコーデを見極めるのが難しいです。会場に着いてから、「俺・私の服装って場違いかも?!」なんてことにならないよう、事前にルールを知っておきましょう。

本記事では、1.5次会の服装について解説します。

実際のコーディネートを例に挙げて解説するので、マナーやファッションに疎い方もご安心。誰でも1.5次会にマッチした服装を理解できるようになりますよ。

【男性編】と【女性編】に分けて紹介しますので、必要に応じて家族や友人とも共有してみてくださいね。

1.5次会の一般的な服装マナー【男性編】

ここでは、1.5次会に出席する男性の一般的な服装マナーを解説します。しっかりとポイントを押さえ、1.5次会らしいスマートな装いをしましょう。

【1】スーツは黒やダークカラーを着こなす

【7点セット】3ピースカラーフォーマルスーツセット ブラック

1.5次会はカジュアル寄りのパーティーですが、スーツでのフォーマル感は必須です。黒やダークカラーですと、どのような会場にも対応できます。

もしドレスコードが「カジュアル」であっても、普段着を指すものではないのでご注意!「カジュアルエレガンス」「スマートカジュアル」などの指定と合わせ、1.5次会ではスーツを着用しましょう。

たとえスーツであっても、デニムやコーデュロイなどカジュアルな素材は避けましょう。

【2】シャツは白か無地のカラーシャツを合わせる

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シャツは襟付きの白か無地のカラーシャツを合わせ、スーツコーデを引き立てましょう。織柄が入っていてもOKです。

カラーシャツを選ぶ場合、色や明度をスーツより際立たせるのもポイント。たとえば、グレー×ピンクやブラウン×レッドなどスーツの補色となる色がおすすめです。

デニムシャツやネルシャツ、しわ加工などカジュアルファッションの素材は除外しましょう。

【3】ネクタイで華やかさを演出するのもおすすめ

スーツのトーンが下がる分、ネクタイで華やかさを演出するのは1.5次会らしいコーデです。柄や光沢のある上品なアイテムを選びましょう。

また、蝶ネクタイもフォーマルな装いとしておすすめ。格式の高いホテルやレストランでの1.5次会には選択肢の一つになります。

黒のネクタイは本来フォーマルなアイテムですが、日本ではお葬式を連想させるため避けるのが無難でしょう。

【4】チーフやネクタイピンなどでおしゃれを楽しむ

スーツのポケットにチーフを挿したり、おしゃれなネクタイピンを着けたりして、アクセサリーでの演出も楽しみましょう。チーフの素材としてはシルクやリネン(亜麻)がおすすめです。

ネクタイピンにはジュエリータイプやチェーンタイプもGOOD。もし新郎の父上なら、ブートニアといってスーツのポケットに花を挿すこともあります。

パーティーコーデを華やかにしようと、派手なデザインの腕時計をするのは好ましくありません。他のアイテムでアクセントを入れましょう。

【5】ストレートチップのシューズでフォーマル感を出す

靴は格式にこだわり、1.5次会であっても披露宴で履くような紐付きの「ストレートチップ」がベストです。「ストレートチップ」とは、つま先に横一文字のラインが入っているタイプのもの。

ストレートチップですと会場も選びません。フォーマル度が高いのはシューズのボディと紐を通す部分が一体になった「内羽根(うちばね)」ですが、1.5次会なら外羽根(そとばね)タイプでもよいでしょう。

汚れやホコリのあるシューズは失礼になるので、専用クリームなどでツヤを出しておきましょう。

【6】ソックスは黒かダーク系の無地を履く

ソックスはスーツに合わせ、黒や濃紺、こげ茶などのダークカラーを着用しましょう。ソックス丈は短いものを避け、ミドルソックスかハイソックスをおすすめします。

たとえ無地であっても、新郎のみ履ける白やオフホワイトは選ばないようにしましょう。

1.5次会の一般的な服装マナー【女性編】

ここでは、1.5次会に出席する女性の一般的な服装マナーを解説します。おしゃれを楽しむ上で、「華やか」と「派手」の違いも意識しながら上品な装いをしましょう。

【1】ドレスのポイントは「エレガンス」

実際に招待状にドレスコードがあるかどうかは別にして、1.5次会にふさわしいドレスは「スマートエレガンス」「カジュアルエレガンス」といったスタイルです。

フォーマル感が強めなのは「スマートエレガンス」ですが、どちらのスタイルにも上品で女性らしいエレガントさが求められます。肌を露出しすぎない、ひざ丈より長めのシックなワンピースが目安です。

必ずしも、スカートタイプのワンピースでなければならないというマナーはありません。会場やゲスト層によっては、ドレスパンツ型のワンピースでもよいでしょう。1.5次会のような祝いの場ではレンタル衣装でかっこよく決めるのもおすすめです!

新婦だけが着られる白は避け、黒を着る場合はバッグや靴を黒以外にして黒ずくめにならないようにしましょう。

おすすめコーデ

レース×ダブルチュールプリーツシャイニードレス

【2】アクセサリーはパールがベター



アクセサリーでドレッシーにコーデを仕上げるのは良いのですが、シルバーやゴールドなどで煌びやかにするのは好ましくありません。フォーマルな印象を重んじて、パールのアイテムを身につけましょう。

できればリアルパールが望ましいですが、フェイクパールでも上品なデザインであればNGではありません。二連や三連のものでもOKです。ブラックパールはマナー違反ではないのですが、お葬式をイメージさせるので避けるのが無難でしょう。

長すぎるネックレスやブレスレットは、食事の際に食器にあたって音がすると失礼になるので気をつけましょう。

【3】バッグはパーティー用を持つ



1.5次会ではエレガントなドレスを着るため、バッグはパーティー用のアイテムを持ちましょう。パーティー用のバッグにはサテンやシルクなど光沢のある素材が使われていたり、ビーズなどがあしらわれていたりなどして華やかでよいです。

大きな肩掛けバッグは「見た目」、革素材は「縁起的に」、どちらも好ましくないため除外しましょう。

【4】パンプスはシックなものを合わせる



パンプスは5~7cm程度の高さのもので、シックなデザインを選びましょう。ワンカラーでなくても、ツートンカラーやワンポイントアクセサリーが付いているものでもOKです。

白一色やオープントゥ、ストラップタイプのものは避けましょう。

【5】ヌーディーカラーのストッキングを履く

ストッキングは、ヌーディーカラーのナチュラルなものを履きましょう。くるぶし辺りにワンポイントの刺繍や模様が入っていてもOKです。

ヌーディーカラーでも、網タイツやトレンカ、レギンスは避けましょう。

 

【6】羽織りはショールやボレロを用意する



寒さ対策や露出の調整で羽織りを用意するなら、ショールやボレロがよいでしょう。ラメの入ったものや透け感のある素材など、パーティーにふさわしい華やかなアイテムを選んでください。

ジャケットやカーディガンはフォーマル感を損なうため避けるのがベターです。

ファーやレザー、デニムといった素材は好ましくありません。

 

【7】ヘアスタイルもドレッシーで好印象にする

パーティーコーデが映えるよう、ヘアスタイルもドレッシーにしましょう。髪の長さがロングやセミロングの場合は、アップもしくはハーフアップなどでまとめると好印象になります。

ボブやショートなどの短い髪でも、ワックスやスプレーなどで髪が顔にかからないようセットしましょう。最後の仕上げに、ヘアアクセサリーなどを使ってドレスアップするのもおすすめです。

ゲスト層によっては金髪など派手な色で髪を染めているのは好ましくないため、スプレーやウイッグで対応を。

 

1.5次会にふさわしい服装コーデ例【男性編】

服装マナーを確認したら、いよいよ1.5次会にふさわしい服装コーデを見ていきましょう。ここでは、1.5次会に出席する男性におすすめなコーデ例を紹介します。

光沢のある黒スーツでパーティーらしく


シンプルな黒のスーツがNGというわけではありませんが、光沢のある黒ならビジネスっぽさが抜けてパーティーらしくなります。うっすらと織柄の入った生地なら、いっそうドレッシーに。

白シャツやシックなネクタイを合わせても、全体的に華やかなコーデに仕上がるでしょう。シルバー系のチーフをさせば、パーフェクトな1.5次会コーデになりますよ。

ダークスーツ×カラーシャツでスタイリッシュに


ダークカラースーツの落ち着き感を生かして、カラーシャツでスタイリッシュにキメましょう。カラーシャツの色のおすすめは、「レッド」「オレンジ」「ピンク」「パステルブルー」などです。

シャツと同系色のネクタイやチーフを合わせると、ハイセンスなトータルコーデが完成!1.5次会に花を添えるようなコーデを楽しんでくださいね。

グレーのストライプスーツでリッチに

ビジネスシーンではおなじみのグレー系ですが、ストライプが入っているとリッチなパーティー感が出せます。シャツは白か黒、もしくはツートンカラーのモノコーデもOK。

合わせるネクタイは、「グレー系やブルー系」ですとシックに。「グリーン系やレッド系」ですとファッショナブルに。「ピンク系」ですとエレガントになりますよ。

ネイビースーツ×ピンクネクタイでトレンドっぽく

ネイビーのスーツはシックで好印象ですが、上品にまとまりすぎるため、ネクタイをピンクにしてトレンド感を出しましょう。チーフもネクタイと同系色にするとパーティー感がアップします。

シャツを白か薄いグレーにすると全体の印象が明るくなりスーツのネイビーを際立たせるでしょう。シューズは黒でも構いませんが、ダークブラウンを合わせると上級者コーデになってGOOD!

1.5次会にふさわしい服装コーデ例【女性編】

上記で紹介した服装マナーを踏まえて、さっそく1.5次会にマッチする服装コーデを見ていきましょう!ここでは、1.5次会に出席する女性におすすめなコーデ例を紹介します。

透け感のある黒ドレスでパーティーっぽく


1.5次会に黒のドレスを装うゲストは多いものです。せっかくなら、透け感を取り入れてパーティーっぽさを意識しましょう。

長めの袖やハイネックタイプであれば、そこまで露出は気にならず上品な印象になります。バッグはレッドやゴールド、シルバーなど、差し色になるアイテムをコーデしてドレスアップさせてくださいね。

パステルカラーのドレスでスウィートに

「ミントグリーン」や「レモンイエロー」「パステルピンク」などの明るい色がおすすめです。春から夏にかけてなら季節感を出せますし、20代~30代ですとフレッシュな印象が出せます。

レースやシフォンなどの素材にもこだわると、おしゃれ度もアップしますよ。パールのアクセサリーを合わせて、スウィートなコーデに仕上げましょう♡

鮮やかなドレスでラグジュアリーに

レッドやグリーン、パープル、ネイビーなどの彩度の高い鮮やかな色は、フォーマル感が増し、ラグジュアリーなコーデに仕上がります。秋から冬にかけて季節感を楽しむのにおすすめですし、40代以降の大人女性をいっそう魅力的にさせる色です。

肩やひざが隠れる程度の露出ならOK。色がはっきりしているため、程よい露出があると印象を重くしません。夜のパーティーでしたらロング丈でもよいでしょう。

シチュエーションによってドレスパンツも◎

たとえばカフェやカジュアルレストランなど、そこまでフォーマルではない会場であれば、ワンピースのドレスパンツも着られます。ドレスパンツコーデで気をつけたいのは「シルエット」。

タイトめだとエレガントさが損なわれるため、トップスはゆったりボリューム感があり、ボトムスはワイドめでボディラインが出にくいものにしましょう。

ホテルや結婚式場、パーティー会場などであっても、友人だけの親密なゲスト層であれば披露宴とのダブル出席でない限りNGではありません。

まとめ:1.5次会はふさわしい服装で出席しよう

いかがでしてでしょうか。今回は1.5次会の一般的な服装マナーとコーデ例をご紹介しました。

ゲストとして1.5次会に出席する方は、マナーに注意してふさわしい服装を選びましょう。服装マナーを念頭に置きつつ、自分らしく上品な服装で新郎新婦をお祝いしましょうね。

これから会費を決める新郎新婦さんは、下記記事もチェック!会費の相場や、必要な費用の内訳など詳しく解説しています。

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