結婚式二次会で盛り上がる乾杯挨拶7例文と成功させるポイント集

結婚式二次会で乾杯の挨拶は披露宴より堅苦しくないとは言えど、大勢の前での挨拶は緊張するものです。

しかし二次会の挨拶は、「基本の流れ」と「例文」さえ押さえれば、誰でも上手に話せるようになります。そこで本記事では、結婚式二次会での乾杯挨拶が盛り上がるようご紹介します。

挨拶例文は、「基本型」「新郎or新婦の友人」「共通の友人」「同僚」「後輩」「先輩」「新郎新婦本人」の7パターンの立場別に掲載。あてはまる例文を見れば、自分のシチュエーションにピッタリな挨拶が分かりますよ。

ぜひ、本記事を活用して、周りのゲストや新郎新婦本人から「乾杯の挨拶よかったよ!」と言ってもらえる挨拶を成功させましょう。

結婚式二次会での乾杯挨拶の基本的な流れ

ここでは、結婚式二次会での基本的な乾杯挨拶の流れとポイントを解説します。

◆乾杯挨拶の基本的な流れ
①自己紹介
②二次会から参加するゲストへのひとこと
③新郎新婦に関するエピソード
④お祝いの言葉
⑤乾杯の発声

自己紹介

自己紹介は手短に、名前と新郎新婦との関係性だけを述べましょう。長々とエピソードを語る必要はありません。

二次会から参加するゲストへのひとこと

結婚式二次会から参加するゲストのために、結婚式や披露宴の様子を簡潔に紹介しましょう。たとえば、「2人の門出を祝福するかのような晴天に恵まれ」「小さなお子様からご年配の方までたくさんの方が参列され」など、パッと情景がわかるような文言を入れるとよいです。

新郎新婦に関するエピソード

新郎新婦の意外な一面や、新郎新婦との日頃の付き合いの中で知る微笑ましいエピソードを挟みましょう。話を盛るよりも、感じていることを素直に伝えるほうがよいでしょう。

お祝いの言葉

乾杯の挨拶で最も大切な部分です。「おめでとう!」「お幸せに!」などのフレーズを用いて、シンプルかつストレートな表現で新郎新婦へのお祝いの言葉を述べましょう。

乾杯の発声

挨拶の最後に、「乾杯!」の発声で締めくくりましょう。ひと際、元気に明るく端切れよく発声すると、ゲストの乾杯も続きやすくなります。

結婚式二次会で盛り上がる乾杯挨拶の例文

ここでは、乾杯挨拶の例文を立場ごとにご紹介。「基本型」「新郎・新婦の友人」「共通の友人」「同僚」「後輩」「先輩」「新郎新婦本人」の7パターンにわけて回答します。

基本的な乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、大学時代の友人の■■と申します。
本日、○○くんと〇〇さんは、大勢の参列者に見守られ、無事に結婚式を挙げられました。

二次会からご参加の方もいらっしゃると思いますので、ここで改めてお二人への祝福の乾杯をしたいと思います。
それでは皆様、ご唱和お願いします。

○○くん、〇〇さん、本日はご結婚おめでとう!
これからのお二人の前途を祝して、乾杯!

基本の流れに沿って、必要なことだけを述べてスムーズに乾杯に移る挨拶です。
コンパクトな挨拶なので、新郎新婦の到着が遅れるなどして、時間が押している場合の乾杯に使えます。

新郎の友人からの乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、高校時代の友人で■■と申します。
日頃は、「〇〇」と呼んでいるので、親しみを込めていつもの呼び方で失礼します。
〇〇、〇〇さん、本日はご結婚おめでとうございます。

天もお二人を祝福するかのように晴れ渡り、チャペルでのフラワーシャワーでは、映画のワンシーンを見ているようでした・・・!
〇〇は高校時代から野球一筋で硬派なイメージだっただけに、
〇〇さんの隣でデレデレしている姿を見せられて面食らってしまいましたが(笑)、羨ましくもありました!
(新郎の方を向き)〇〇、幸せになれよ!

それでは、お二人の末永い幸せを祈って、乾杯をしたいと思います。
〇〇くん、〇〇さん、ご結婚おめでとう!
乾杯!

ゲストが2人により親近感がわくように、友人だからこそ知る新郎の一面や過去のエピソードなど盛り込みましょう。

新婦の友人からの乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、小学生時代からの友人で■■と申します。
日頃は、「〇〇ちゃん」と呼んでいるので、いつもの呼び方で挨拶させていただきます。
〇〇さん、〇〇ちゃん、この度はご結婚おめでとうございます。

〇〇ちゃんがヴァージンロードを歩いてきて○○さんと目を合わせたとき、すごく幸せそうでもらい泣きしてしまいました。
小学生の時からリーダーシップがあって頼れる姉御肌でしたが、
今日の〇〇ちゃんは女の子らしい笑顔にあふれて、本当に綺麗でキラキラと輝いていましたよ!
(新郎新婦の方を向き)〇〇さん、〇〇ちゃんを一生お願いします!
でも○○ちゃんを泣かせたときは、覚悟してくださいね・・・(笑)

それでは、お二人のご結婚を祝って、乾杯をしたいと思います!
〇〇さん、〇〇ちゃん、おめでとうございます!
乾杯!

新婦が魅力的に映るエピソードや新郎へのイジりなどで、新婦を立ててあげましょう。

新郎新婦の友人からの乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、新郎新婦と同じサークルの友人で■■と申します。
お二人への親しみを込めて、普段の呼び方で挨拶させていただきます。

〇〇くん、〇〇ちゃん、本日はご結婚おめでとうございます。

一番仲のよかった2人だから、今日の結婚式を自分事のように楽しみにしていました。
こうしてお招きいただいたことにも感謝しています。

軽音サークルで一緒にバンドをやっていたときは、まさかお二人が結婚することになるとは思っていませんでした!
でもお二人から結婚を前提に付き合っていると報告を受けたときは、
お互い好きなアーティストも同じ、○○○な二人なので「お似合い!」と納得したものです。
(新郎新婦の方を向き)〇〇くん、〇〇ちゃん、お幸せにね!

それでは、お二人の結婚を祝福して、乾杯をしたいと思います。
〇〇さん、〇〇ちゃん、おめでとうございます!
乾杯!

新郎新婦2人を知っている関係性から、理由を付け加えた上で二人がお似合いのカップルであることの承認メッセージがあると微笑ましくなります。

会社の同僚からの乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、〇〇くんの同僚の■■と申します。
僭越(せんえつ)ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。
○○くん、〇〇さん、この度はご結婚おめでとうございます。

〇〇くんは取引先の人にも職場の仲間にも誠実で、
僕が女性だったら、〇〇くんのお嫁さんになりたいくらいです!(笑)
〇〇さん、男を見る目がありますね!
先ほどの結婚式では、職場では見られない〇〇くんの幸せそうな笑顔も見れて、自分まで幸せな気持ちになりました。
○○くん、〇〇さん、末永くお幸せに。

それでは皆様、お手元にグラスをご準備ください。
お二人の幸せな日々を願って、乾杯!

新郎新婦の職場での人物像を表現し、新郎(新婦)としてふさわしい点を強調しましょう。

会社の後輩からの乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、ご新郎〇〇さんの後輩の■■と申します。
誠に僭越(せんえつ)ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。
○○先輩、〇〇さん、本日はご結婚おめでとうございます。

先輩の〇〇さんからは、「俺は亭主関白をめざす!」と伺っていましたが、
披露宴でのお二人のご様子からは、「奥様に頭が上がらないのでは?」と思える超愛妻家ぶりを発揮されていました(笑)
〇〇さん、強がりな〇〇先輩ですが、よろしくお願いいたします!

それでは皆様、お手元にグラスをご準備ください。
お二人が末永く幸せであられますように、乾杯!

新郎新婦にまつわるエピソードを挟み、二人の幸せな様子につなげて会場を和ませましょう。

会社の先輩からの乾杯挨拶

只今ご紹介にあずかりました、新郎〇〇くんと一緒に仕事をさせていただいている■■と申します。
僭越(せんえつ)ながら、乾杯の音頭を取らせていただきます。
○○くん、〇〇さん、本日はご結婚おめでとうございます。

後輩の〇〇くんは、取引先などではいつも自分を立ててくれるのですが、
結婚だけは例外のようで、先輩である自分を差し置いて、先に家庭人になられました。
〇〇くん、自分も〇〇さんのような素晴らしい女性と結婚できるよう、ぜひ、ご指導のほどよろしくお願いいたします!

それでは皆様、ご唱和ください。
お二人の門出を祝して、乾杯!

先輩という立場ならではのユーモアを交えたエピソードで新郎新婦やゲストを和ませましょう。

新郎新婦からの乾杯挨拶

皆様、本日は私たち二人のためににお越しいただきまして、誠にありがとうございます。
私たちは先ほど、結婚式を無事に挙げることができました。
本日は、日頃お世話になっている皆様への感謝の気持ちを込めて、ささやかではありますが二次会を催しました。

二次会の開催については、準備を手伝ってくれた■■くんと●●さんに心からお礼いたします。
(幹事の方を向いて)■■くん、●●さん、本当にありがとうございます!

本日は、お集まりいただいた皆様と楽しいひとときにしたいと思います。
皆様も、ぜひ、日頃のお付き合いのように気さくに楽しんでください!

この場は、私たち二人から皆様への感謝を込め、
僭越(せんえつ)ながら乾杯の音頭をとらせていただきたいと思います。
みなさまご唱和ください。
乾杯!

新郎新婦から乾杯の挨拶をすることで、二次会の雰囲気が作りやすくなります。
「リラックスして楽しんで」と2人から告げることで、ゲストも気兼ねなく会を楽しめる空気づくりができますよ。

結婚式二次会で盛り上がる乾杯挨拶のポイント

乾杯の挨拶例文を自分らしくアレンジする際、ポイントを意識して自分らしい挨拶トークを作りましょう。

挨拶は短めでテンポよく

乾杯の挨拶は二次会のスタートを切る号令のようなものなので、長々と話すのは避けるべき。1~2分程度でおさめましょう。新郎新婦への祝福を伝えて、とにかくテンポよく進めましょう。

かしこまらずフレンドリーに

結婚式の二次会には、新郎新婦と特に親しい関係のゲストが参加します。多くの新郎新婦が「アットホームなパーティーにしたい」と考えているため、ビジネス用語を多用した硬い挨拶ではなく、親しみを込めたフレンドリーな挨拶をしましょう。

ユーモアを交えて会場を和ませる

乾杯の挨拶にユーモアを交えると、会場全体が和んで結婚式二次会が和気あいあいとします。お祝いの席であるという前提で、クスリと笑えるエピソードや新郎新婦への個人的感想を少しだけ加えましょう。

少しイジって後で持ち上げる

会場を和ませるというレベルなら、イジるのもOK。ただし、イジりの対象は新郎にするのがベターです。

また、イジった後は持ち上げておくのも大切。イジりっぱなしだと新郎のイメージを悪くするからです。

お祝いの言葉は率直に伝える

お祝いの言葉は、率直に伝える方が効果的。「おめでとう」「お幸せに」などのストレートなフレーズを、心を込めて発声しましょう。

乾杯のタイミングをわかりやすくする

挨拶からいきなり「乾杯!」といってしまうとタイミングが合いません。会場のすべてのゲストにわかるよう、乾杯前の文言を添えてタイミングを作りましょう。

◆使えるフレーズ
・「それでは皆様、ご唱和お願いします」
・「皆様、グラスの準備はよろしいでしょうか?」

NGネタに注意する

会場を和ませようとして、つい気がゆるむとNGネタを口走ってしまいます。特に新郎新婦とのエピソードを披露する際は、「内輪ネタ」「下ネタ」「過去の恋愛ネタ」に注意しましょう。

NG言葉に気をつける

結婚式二次会などのおめでたい席では、使わないよう気をつけたい言葉があります。たとえば、新郎新婦の別れや不幸を連想”させる「忌み言葉」や”一度きりの結婚を繰り返してしまう意味”にとれる重ね言葉」です。

・忌み言葉の例
別れる、切れる、離れる、破れる、割れる、終わる、飽きる、捨てる、嫌う、捨てる、壊れる、裂ける、冷える、枯れる、嫌う、死ぬ、殺す、倒れる、消える、去る、最後、おしまい など

・繰り返し言葉の例
たびたび、いろいろ、重ね重ね、しばしば、わざわざ、次々、いよいよ、くれぐれ、再び

披露宴でのスピーチほど厳粛ではないため、そこまで神経を尖らす必要はありませんが、明らかに縁起が悪そうな言葉は使わないようにしましょう。

モノマネでの乾杯もOK

ゲスト層によっては、乾杯の挨拶を可能な限りユニークにしてもOKです。実際に、モノマネで登場して乾杯の音頭を取るケースも珍しくありません。

新郎新婦の好きなアーティストや、ニュースをにぎわしている話題の人物などに扮して乾杯を盛り上げましょう。ただし、結婚式二次会の品位を損なわないよう、内容は幹事と相談してお決めください。

笑顔を絶やさない

乾杯の挨拶では、笑顔を意識します。挨拶をする人が緊張して硬くなってしまうと、会場全体に伝染します。仲良しのゲストや新郎新婦と目を合わせて、自然な笑顔になれるようセットアップしましょう。

乾杯挨拶が決まったら服装や持ち物も確認しよう

乾杯挨拶は、流れやポイントを押さえてテンポよく行いましょう。また、例文も活用して、新郎新婦との関係性に合わせた挨拶トークをまとめてくださいね。

乾杯挨拶のイメージがわき、トークの内容が決まったら、それに相応しい結婚式二次会の服装や持ち物も確認しましょう。服装マナーやおすすめコーデを写真付きで解説しています。下記をご参考ください。

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